やきう絡みのエントリを綴るのは久々だ。
もちろん、あれからも変わらずに試合は観戦し続けていたが、ますます悪化の一途をたどったな。北海道日本ハムファイターズは.........
筆者もそれなりに長いこと生きているが「単独Bクラス」だなんて用語は初めて目にした。リーグの借金丸がかえ‥。その順位表を見て分かる通り、今季の北海道日本ハムは抜きんでて弱い。
春先から着実に積み重ねてきた借金の数、15(29日現在)。北海道日本ハムは、5年前に神がかりな15連勝を飾った。そんな奇跡が仮にまた起こったとして、やっとこ5割。完全に「デッドライン」を越えてしまった。
まぁここまで来たらひとつ敗けたところでどうってことないし、気楽な部分はあるけれど、やはり、試合に敗ければ気分は悪い。それが悲しき「やきう人」の性である。
どうしてここまで弱いのか、試合を観ていれば分かる。静岡の千葉ロッテ戦ではエラーから大量失点。栗山監督もお冠だった29日の東北楽天戦では「投手のミス」ともいえる四球を先頭打者に与え、そこから4点もあったリードを帳消しにした。
その主、バ―ヘイゲンは栗山監督いわく『7、8回までフーッといかなきゃいけないピッチャー』そう口にしておきながら前回登板のオリックス戦では、同点の局面だった6回途中でアッサリと交代を命じている。今シーズンの栗山采配はブレブレだ。
‥もっとも、栗山監督でなくても投手の「継投」はいちばん難しいとも訊くし、そこは私のような素人が口を挟むべきではないのかもしれない。だが、素人でも解かる北海道日本ハムの弱さを、今ココに呈示してみせよう。
今おもえば逃した魚は大きかった?
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すべての元凶は、打力の弱さである。チーム打率.229は12球団でぶっちぎりの最下位。29日現在、リーグ打率10傑に名を連ねる北海道日本ハムの選手はひとりもおらず、同本塁打10傑においても、名前は見られない。参考までにこのホームランランキング、他5球団の選手が仲良く2名ずつランクインしている(Bu杉本&吉田正 H柳田&栗原 L森&山川 Mマーティン&レアード E茂木&島内)。打率も本塁打も、蚊帳の外。これでは太刀打ちできない。
この時期にあってチーム打率が2割2分台なら、他球団であれば少なくとも配置転換なりの責任問題に発展している。なのに、それすらしないのは、今季はもう諦めているか‥GMが野球に熱を持っていないのかのどちらか。何も策を施さなければ必然、チームは今の弱小なままだ。
あらためて選手名鑑を確認していたら、打撃コーチは高橋信二だった。投手交代の際にマウンドに行く場面が見られるなど、てっきりバッテリーコーチなのかと思っていたら、(脚を負傷した)荒木投手コーチの影響もあったらしい。
その点では同情すべき点はあるも、もうひとり「ヘッド兼打撃コーチ」の肩書を持つ小笠原はどうなのか。むろん、試合中に選手を指導するコーチも珍しいだろうが、小笠原にかんしては、画面越しに、声を発しているシーンすら観たことない(笑)
‥名球会入りをはたしたレジェンドプレーヤーに、本当は、貧弱な打線にぜひ喝を入れて頂きたいところなのだが。