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【「断言」岸孝之は もう怖くない「プロ野球」ここまで言って委員会73】メランコリー親父のやきう日誌 《2021年7月02日版》

7月1日、東北楽天戦。天敵・岸孝之から5年ぶりの勝利――

 

同一リーグに所属する投手相手に、5年も負け続けていたとは。待望ではあったが、さすがに昔すぎて、前回いつ岸に勝ったのか記憶になく、当時の記録を引っ張り出してきた。

2016年7月26日。当日スタメンで出場していた選手で「5年後」もその名が見られるのは、西川遥輝だけ中島卓也は出場なし)。クリーンナップは陽岱鋼中田翔、そして大谷翔平の順。‥隔世の感。あの頃は幸せだった(笑)

 

とまれ、ようやく岸に土をつけることができた。しかしながら打線はまだまだ拙攻が目立ち、決して彼を攻略したというわけではない。薄氷を踏む思いの勝利ではあったが、結果として、ひとつ勝てば流れは変わる。確実に変えられる。

渡米前に、完膚なきまでにやられ続けた田中将大にも、今季は三戦三勝。あれだけ勝ち運に恵まれなかったルーキーの伊藤大海も、連敗を止めてから実に5連勝だ(新人では06年の八木智哉以来)北海道日本ハムは、これで「岸の呪縛」からも解き放たれた。もう恐れることはない。

 

 

EPOCH2021 NPB プロ野球カード レギュラーパラレル(ルーキーカード) No.175 伊藤大海

(C)amazon

 

 

その岸に投げ勝った伊藤大海は圧巻。断続的に雨が降り注ぐ悪天候の条件下、奪三振は「5」と、彼にしては控えめであったが、代わりに球数ちょうど100の省エネ投球で7回を投げきった。

これまで封印していたのか、投球に幅を広げるため新たに会得したのか、はたまた岸の得意球を「即興」で参考にしたのかは定かでないけれど、見慣れない緩いカーブが観られた。昔でいう「ドロップ」のような軌道である。当然のように打者は面食らって、手も出せずに三振‥。こういった投球まで自在にされたら、打者はますます攻略に手を焼くだろう。

 

この辺りの多彩さ・器用さ・研究熱心さは、幼い頃より尊敬していたとされるハムOB・ダルビッシュ有にも相通ずるものがある。似ているのは、どうも襟足の長さだけではないようだ。

 

 

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