対埼玉西武戦、北海道日本ハムはここまで7勝5敗2分と、珍しく勝ち越している――
詳細の対戦データをネットで見ていておもしろかったのは防御率、打率、得点、安打数、本塁打数において、すべて負け越しチームの数値の方が上回っている(13日現在)。
たが唯一、与四球の数が北海道日本ハム42に対し、埼玉西武は66もあった。1試合平均、だいたい5個弱。‥このあたりが「暴れ馬」な今井達也や松本航らをかかえる、いかにも西武らしいというか。
四球を与えないこと、野手なら四球を選ぶことの重要さがあらためて解かるデータだ。14日から始まる敵地三連戦では、あいにく?暴れ馬たちの登板はなさそうだけれど、なんとか最下位脱出を目指していただきたく。
◇アカデミーやきう動画
14日の先発は、ここまで9勝‥。2シーズンぶりの二桁勝利に狙いを定める高橋光成だ。対北海道日本ハム戦は2勝1敗、対戦防御率はパ・リーグ球団相手にはベストの1.80。彼の与四球率は先発投手としては比較的優秀な 3.37である(参考までに今井は5.76)。あまり四球からは突破口が開けない、西武にしては珍しい投手。
‥この高橋がらみで大好きなシーンがあって、個人的には今季一番ハマった。すでにプロ野球ファンの間では有名なロッテ【角中勝也ブチギレ事件】の一部始終が、こちらである。
当該シーン、なにが愉しいって角中の「フェイント」もそうだが、実況が一人でビビっているという。当の高橋が何ともない‥というか、気づいてもいないのに。この絵面がとてもシュール(笑)。たった数秒の出来事であるのに、どこまで創造を働かせていたのか。くだん実況は、さぞ「危機管理能力」にも優れていることだろう。
まだまだ蒸し暑さが残るメットライフドーム。ひと頃に比べると減ったとはいえ、選手方は突如な虫の襲来にもご注意を――