20イニングス以上連続無得点が年に4度もあり、今度は野手の「三振記録」も迫っているとか。いったいどこまでファンに恥をかかせれば気が済むのか.......
栗山監督は『三振が全部いけないわけではない』と野手陣を庇うが、はたしてそうだろうか。バットに「当たりさえ」すれば、ポテンヒットだってあり得るし、相手のエラーでの出塁もあるかもしれない。‥なのに得点機で再三再四、為す術なく三振を繰り返す光景をこれまで何度も、何度も観てきた。おそらく、多くのハムファンが憎んでいるアウトの取られ方は「三振」だ。よくもしゃあしゃあと三振は悪くないなどと口にできたものである。
二戦つづけて16三振を喰らう。16/27アウトが三振。‥素人の草野球じゃあるまいし、同じプロの投手の球がバットにも当てられないとは、だいぶ恥ずべきことだと思うが。三振が多いうえに低打率、12球団最少の本塁打数‥。これで太刀打ちできるわけがない。
リンク先の2005年シーズンは筆者もよく憶えている。
主力の小笠原道大が不調に陥り、年間打率も3割を割った。この小笠原が114三振。しかし彼はこの年、自己最多の37本塁打を放っている。二塁の定位置を奪った木元邦之は138三振とだいぶ粗さも目立ったが、最終的に打率.281。打率的に、だいたい今年度の近藤健介に擬えることもできるが、この木元も18本塁打。チーム最多の141三振を喫したフェルナンド・セギノールさえも、31本塁打で打率.288だ。
つまり、何が言いたいのかというと得点の手段としての「本塁打」があったわけで。これなら三振の数が多かろうと、大きな問題にはならない。現に、同年あげた605得点はリーグ第3位。チーム打率もリーグで一番下だったけれど、即得点に結びつくホームランの多さで頼りない投手陣を、多少はカバーすることができた。今シーズンは長打もなければ、ヒットも満足に打てずとなれば、この成績にも頷ける。
この人は意外にも三振の少ない打者だった
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◇脱・最下位!
イースタンリーグの優勝が千葉ロッテマリーンズに決まった。26日現在で60勝40敗6分け。2位・北海道日本ハムを9.5ゲーム差も引き離し、同リーグの貯金を独り占めとするブッチギリであった。
「快進撃」を続けた、今季のヤングファイターズ。たしか、一時期4ゲーム差くらいまで強いロッテに肉薄していた。そこで直接対決に3連敗して一気にゲーム差を離されたのが悔やまれる。
現時点では2位ながら、7位の埼玉西武までわずか3ゲーム差しかなく、まだまだ予断は許さない状況。私とすれば優勝がなくなった以上はとにかく、ビリだけは避けてもらえれば万々歳。無事最下位脱出なら、2017年以来の‥快挙?
残り6試合。絶対に負けられない戦いが、二軍にはある――