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【再評価「加藤貴之」の凄イイ話「プロ野球」ここまで言って委員会130】メランコリー親父のやきう日誌 《2021年10月19日版》

千葉ロッテ岡大海を栗山監督は一時期、「勝利の男神さま」なんて呼んでいたっけ.......

 

 

優勝チームにありがちなミラクル打を複数回放ち、今もその片鱗は垣間見せてくれる。一方で主軸を担う岡の同僚、ブランドン・レアードもこのところ勝負を決める一打が多く見られ、栗山監督をして『優勝争いをしているときの彼は違う』と宣う。選手の入退団を決めるのはフロントの仕事とはいえ、彼らの「恩師」である栗山氏も内心、複雑な想いを抱いているのではなかろうか。

 

北海道日本ハムもいよいよ残り10試合を切って、若手選手の積極起用および中堅以降選手の「見極め」段階に入っている。今現在のベンチ入りメンバーを眺めていても、その当落線上にありそうな選手の名がチラホラ。‥今年のドラフトでは12球団最多の選手を指名した経緯からも、まだ10人弱程度は戦力外通告を受けるものと見られ、選手もさぞ緊張の時を過ごしていることだろう。一個人的には、クビを切るくらいなら岡大海の成功例にも倣って、トレードを積極的に行ってほしい。

 

 

10月も後半に差し掛かり、夜間などだいぶ冷え込んでくるようになった。来季こそは今の時期、最下位争いを繰り広げるのではなく、せめてCS進出を争うような、もっと熱いチームになって欲しいと願うばかりだが、久々に胸のすく好試合を観た。

18日の敵地、東北楽天戦。先発した左腕の加藤貴之がプロ初完封勝利を飾る。無四球のオマケつき。意外にもこれが彼にとって「初完投」でもあった。

 

 

左腕エースに相応しい投球

BBM2018/1st■レギュラーカード■110/加藤貴之/日本ハム ≪ベースボールカード≫

(C)amazon

 

打線の援護になかなか恵まれず、今季ここまで5勝(7敗)。だが、すべての試合に先発、24試合登板は、一年を通してローテーションを守った証。また、この日の投球で自身初の「規定投球回数」にも到達した。分業制が主流の近代プロ野球にあって、ここへ行くのも容易ではない。これもひとつの「勲章」といっていいだろう。

 

さらに、145投球回に対し与四球20は、規定投球回数に達した投手の中で最少。奪三振を四球で割った、「K/BB」と呼ばれる制球力の高さを示す指標があるのだけれど、リーグでは山本由伸(5.10)に次ぐ4.90と、かなり高い数値をはじき出している。勝敗数はともかく、先発に専念した2021年シーズンは、十分にその持ち味が発揮されていたと言える。

 

最高な形で締めくくった。来シーズンは、今季ほど弱くはないであろう打線の援護に期待して、二桁勝利も目指したい。

 

 

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