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【それぞれの「あとひとつ」最終戦に挑む‥「プロ野球」ここまで言って委員会134】メランコリー親父のやきう日誌 《2021年10月31日版》

「あとひとつ」というところで、二軍と一軍は対照的だった.......

 

 

二軍の最終戦。ちなみに斎藤佑樹の引退登板が行われた、勝てば2位キープのこの横浜DeNA戦に敗れてしまい5位転落‥。裏返せば2位以下は、それほど混戦だったわけだけれど、ラスト10試合を2勝8敗と失速していたのが、今となっては悔やまれる。

他にも「あとひとつ」はあって、主に清宮幸太郎にまつわるもの。あと1本ホームランを打てれば20号に到達。単独でのキングとなり(筆者註:埼玉西武の渡辺健人が同じ19本)、ホームランでなくともあと1本ヒットを打てれば、打率を2割台に乗せられた。‥こんなことを書いている自分も哀しくなってしまうが(苦笑)。でも現実問題、仮にホームランを20本近く打ったとしても、打率が1割台ではいかにも苦しい。

 

その点、一軍戦はよかった。ラスト10試合を6勝3敗1引き分けで乗り切り、最終的に5位でフィニッシュした。今季は半ば最下位を覚悟していただけに、安堵感も一入。

あとひとつ勝てば5位浮上となる30日の最終戦(vs千葉ロッテは、久々に緊張した。順位以外にも、栗山英樹の監督としてのラストゲーム。個人でも近藤健介の打率3割が目前まで迫っており、西川遥輝があとひとつで盗塁王の権利を得られ、伊藤大海はあと1勝で二桁勝利‥。さらにいえば、玉井大翔もあと1試合で節目のシーズン50試合登板だった。

では一つ一つ、その「応え」を見ていこう。

 

 

苦労の尽きないシーズンだったが、最後にご褒美が待っていた

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(C)amazon

 

 

3打数2安打なら、3割到達の近藤。2打席目に先制のホームランを放って期待を抱かせるも3打席目に凡退。3割の夢が断たれたからか、結局その打席で退いた。4年連続3割はならずも打率.298。開幕直後から続いた不振をおもえば、よくここまで上げてきたと思う。

途中から4番も務めるようになって、傍目にも長打狙いのスイングが増えた。最終戦本塁打が11号。‥おかげでチーム内「二桁本塁打打者なし」の、不名誉な記録を免れることができた。

 

盗塁王を賭けた西川遥輝。7回、木村の代走として出場し、難なく今季24盗塁目。相手の千葉ロッテには強肩の捕手がいた。しかし、すでに順位が決まったロッテにとっては消化試合に等しく、この日は普段マスクを被る機会が少ない捕手。状況的にはだいぶ恵まれていた。

同じ24個で並んでいた荻野貴司、和田康士朗も最後まで上積みはなく、西川の4度目の盗塁王が確定する。

 

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24という盗塁数は確かに多くはない。それならせめて「単独」でいきたかった。史上初の4人一緒‥‥ではなく。

惜しむらくは26日の埼玉西武戦だ。三塁に走者がいて、二盗を試みた局面での失敗(三振ゲッツー)。自らリクエストを要求するも判定は覆らなかった。状況的にみても、あそこは確実に決めておきたかった。若干複雑な「あとひとつ」である。

 

伊藤大海が7度目の挑戦でようやく二桁勝利。いい投球をしながら勝てない時期が続いただけにホッとした。同時に規定投球回数にも到達。防御率も2点台で、例年なら新人王間違いないところだが、正直、今年は13勝4敗の宮城大弥オリックスで決まりだろう‥。しかし伊藤大海の予想以上な奮闘ぶりは誰もが認めるところ。せめて特別賞?を送ってあげてほしい。

 

その後を継いだのが、玉井。先頭打者を不運な形で出塁を許すも、何とかリードを保った。50試合の登板で8ホールドは、彼にしては物足りないが防御率は3.16。‥むしろ、春先の不調を思えばよくぞここまで落としたと思う。参考までに6月末日時点での防御率は6点台。ところが7月以降は24イニングを投げて自責点2。防御率にすると0.75の躍進ぶりで、疲労の色濃い中継ぎ陣を支えた。

チームが善戦した後半戦は、井口和朋とともに、この玉井の「復肩」も大きかった。

 

 

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