今秋はドラゴンクエストを題材にした作品があるらしい........
しかもドラクエ2。リアル世代には忌まわしい記憶を持つ者が多い。言わずもがなその元凶は「復活の呪文」であり、長い長いパスワードを一字でも間違えたらお陀仏(笑)。前回から、またやり直さなければならない。今だったら、写メでパシャリとかもできたのだが、そんな便利なものは当時なく、全国のドラクエユーザーが画面を見ながら、几帳面に、学校ではほとんど開かないノートに一生懸命書き写していた。
あと、このゲームに登場してくるキャラクターが総じてヤワだったのも、いささか不満であった。
勇者も、なんだか勇者っぽくなかった本作w
(C)amazon
世にもに初めて「ドラクエ」を模倣したと思しきゲームが登場していた回。それが【悪魔のゲームソフト】である。このソフト自体もドラクエっぽかったが、主人公の友達がカツアゲされた際に奪われたのもドラクエ、のようなパッケージだった。
幼少期の頃、これが誠にトラウマで‥‥。主人公が気に入らないヤツは、人間だろうが動物だろうが片っ端から消してゆく。その「消し方」が実に冷酷無比。ゲームの世界に取り込んで恐竜ごとくな巨大生物のエサにさせる(食われる)のだ。まさしく悪魔の所業である。こんなにも簡単に、一瞬で、ヒトをこの世から消してしまうゲームソフトが、もし実在したらと考えると、怯えた。
現代だったら、恐竜などの映像もCGでかなり本物に近づけることも可能だろうが、当物語だけはリメイク御免(苦笑)。子供に視させたら悪影響必至の問題作だ。
ところで、この冷酷な主人公を演じたのが、子役時代の高山某。現在は俳優業から退いているようで、一部名を伏せた。‥ただなんとなしに彼の足跡を追っていたら、出演作品数は多くない割に、なぜかタイトルからして不気味なものが目立つ。
火曜サスペンス劇場「赤いコートの女」
月曜・女のサスペンス「狙われた赤い自転車」
ダーティー・ブルー「復讐の熱帯夜」
‥生年月日を見ると、筆者と同年代。リアルの彼が、あれから明るく健やかに生活してくれていたなら幸いだ。
《参考》