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【「ハリーの功罪」&日ハム入り濃厚?のK「プロ野球」ここまで言って委員会137】メランコリー親父のやきう日誌 《2021年11月11日版》

新庄ビックボスの監督就任前後、SNSでの「匂わせ投稿」が静かに注目を集めていた.......

 

 

いつのまにかツイッターの壁画画面が現在建設中の新球場になっていたり、おおいにその「予感」を感じさせるものだった。最近、これ以上に北海道日本ハム入りを匂わせ投稿‥いや匂わせ発言をしていたのが、福岡ソフトバンクを戦力外となった川島慶三。今後の身の振り方について振られた、とある九州地区の番組で含みを持たせていた。

 

表情から窺うに「ネタ」の可能性も考えられるけれど、その気にさせられてしまったのは、むしろコッチの方。今シーズン、控え野手の手薄さが顕著に現れた。

‥どうだろう、「代打の切り札」と言われてパッと思い浮かぶ選手が今、北海道日本ハムの選手にいるだろうか。川島と同じ右打ちの野手となれば松本剛、木村文紀、杉谷拳士(両打ち)といったあたりだが、どちらかといえば彼らは打撃をメインにしている選手ではない。

ここぞの場面で登場する、もう打つ方だけに期待を寄せても良い選手が、チームにひとりくらい居ても良い気はするのだが。‥上原(健太)キラーでも名を馳せた?川島が今季、右投手相手に計42打数13安打、.310のハイアベレージを記録している。

 

在籍わずか2年でハムからヤクルトにトレード出されたときは驚いた。今度は15年ぶりとなる「電撃復帰」で世間を驚かせるのか。ホークスファンならずとも、川島の動向から目が離せない。

 

 

◇ハリーの功罪

 

この前読んだ「週刊ベースボール」内(※1)張本勲の連載に衝撃を受けた――

 

 

ハリーによれば1973年のオフに、日拓ホーム(現北海道日本ハム大杉勝男阪神江夏豊の交換トレードが『ほとんど決まりかけていた』というのだ。けっきょくこのトレードは破談となったわけだが、これにはハリーが絡んでいた。

記事を要約すると、どうしても関東に留まりたかった大杉がチームの先輩で慕ってもいたハリーに泣きつき、ハリー自ら当時の土橋監督に直談判。トレードを止めさせたとか......

 

トレード拒否は宗教上での理由と張本氏

大杉勝男―神宮に咲いたかすみ草 (名球会comics (6))

(C)amazon

 

そんなことをシレっと書いていた。だが、これは古参プロ野球ファンにとっては「一大事」である。

もし、間にハリーが入らなければ、7年も前に江夏は日ハム入りしていた‥。ということは、南海・野村克也監督との出会いも生まれず、ストッパーに転向していなかったかも分からない。すなわちそれは伝説の「江夏の21球」が歴史上からなかったことにもなる。

大杉側の目線になって立てば、結果的に選手寿命を伸ばしたヤクルト入りもなかっただろう。そうなれば1978年日本シリーズ「疑惑のホームラン」、上田利治監督の猛抗議もなかった。

つまりは、ハリーが吹かせた先輩風が、とんでもなく日本プロ野球の歴史を変えたことを意味するのだ。

 

 

一方でまた別の欲求も湧き起こり、「江夏と大杉」この世紀の大トレード見てみたかった気もする。後年ハム入りした際の抑えではなく、バリバリ先発でやっていたのだろうか。‥いろいろ妄想は尽きない。

 

 

《参考》

(※1)週刊ベースボール 2021年 11/15号 [雑誌]

 

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