何やら清原和博が新庄ビックボスの会見時の「服装」に対し、苦言を呈していたとか........
筆者も当該動画を確認したが「嫌な気分になっている」球団関係者が、そんなにも大勢いたのだろうか。‥いずれにせよ、清原には失望した。すべては「再生数」稼ぎのためでしょ? あえて、世間とは異なる意見を口にして注目を浴びようという。魂胆みえみえ。
ユーチューバーの財政事情については明るくない。けれども清原のように何万もの登録者数がいたなら、何か発信するだけで(広告アリ)懐に銭が入り込んでくるのだろう。イイ時代になったものである。
昭和の時代には当然、そのような文明の利器はなかった。現代のユーチューバーのようなことをしようと思ったら、本を書くか、どこかの雑誌で連載を持つか‥‥テレビだと、よほどの人気者でもないかぎり個人単位でやるのは難しい。
思い出されるのは「エモヤン」こと江本孟紀氏だ。引退直後に刊行した【プロ野球を10倍楽しく見る方法】、これが大ベストセラーとなった。内容は、プロ野球の裏側を暴いた‥といえば聴こえはいいが、けっこう選手や球団への、単なる悪口なようなものも含まれていて、それこそ、語られている事柄は今の「元プロ野球選手」ユーチューバーと何ら変わりはない(私も全シリーズをよんだわけではないが、一冊で12球団均等に触れてはいた。よって阪神だけではない笑)。ひょっとしたらエモヤンが「暴露系」の走りだった、可能性もある?
印税収入は相当デカかったに違いない
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本を出すのは、かなりの時間とお金を要する。(意味のある)動画をあげることが手軽とまでは言わないまでも、いちおう好き勝手にモノを言えて、都度広告収入まで入ってくるのだから、令和時代の「発信者」たちはだいぶ恵まれている。私も来世は地味なブロガーなんかより、顔出しOKなユーチューバーになりたい。
◇続・コーチングスタッフ
前回記事で『打撃コーチと内野守備走塁コーチを早く知りたい』そんなことを綴っていたらその日のうちに、球団から発表があった。坪井の話は聴かなかったことに(苦笑)。
「野手総合コーチ兼打撃コーチ」の肩書で金子誠。内野守備走塁コーチに、球団OBの稲田直人。後者は現役引退以来の現場復帰。人気解説者だった?稲田がコーチとは、正直まだ違和感ありまくりだが、もともと守備に定評があったのは間違いない。特に三塁守備。来季もおそらくそのポジションに就くのであろう野村佑希(今シーズン三塁で16失策!)を徹底的に仕込んで欲しい。
現役時代はポストシーズンに強かった印象。2006年、中日との日本シリーズ第6戦。同点の足掛かりとなる二塁打を相手エース・川上憲伸から放てば、翌年のクライマックスシリーズでは試合の流れを変える好守もあった。このとき、お立ち台で『ボールというエサが見えたのでイノシシのように捕りにいった』の名文句。大きな舞台になればなるほど燃え、守備では球際に強い選手だった。
どんな指導で、どういった名選手を生み出してくれるのか。コーチ一年目、まずはお手並み拝見といこう。