見かけない日はないというくらい、年末の特番に出まくっているBIGBOSS。早くも来年の開幕が待ち遠しいプロ野球ファンに水を差すニュースが飛び込んできた。
古谷の投球ぶりは筆者もよく憶えているが、ごっつい球放ってた。プロでは『左腕の速球派は大成しない』そういった定説もあるなかで、今季、5年目でようやくつかんだプロ初勝利‥。ずっと成長を見守ってきた、SBファンのショックの大きさはいかほどだろうか。
それにしても窃盗とは。今回の件にかぎらず、この手の報道には微罪ゆえのダサさがある。野球界においても、ごくたまーに耳にするが、大抵は引退後に生活に困窮してしまった元選手だとか。当面の生活費には困らないであろう現役選手の犯行は、けっこう珍しい。
元千葉ロッテO選手のように浪費癖があったとかならともかく、特に金にも困窮しておらず他人様のモノに手を付けたなのであれば、一種の病気。「盗癖」を持つ人物が描かれていたドラマを昔、観たことがある。少なくとも犯行時には、本人にその罪の意識はない。脳より先に、身体の方が勝手に反応してしまうのだ。
それでも「投手」としての潜在能力はピカイチなだけに、あまりにもったいない。常時150キロ超のボールを投げるサウスポーは、球界広しといえども数えるほどしかいないのだから。彼の再起を陰ながら願いたい。
続いて、張本勲ネタ。年内をもってレギュラー出演していた【サンデーモーニング】スポーツコーナーから身を引く模様.......
「サンモ二」の話題へ行く前に、ついぞ氏はプロ野球の監督をやらなかった。これにかんして、フライヤーズ時代から追いかけていたうちの親父もずいぶん不思議がっていた。張本氏がならずに、あの新庄剛志が監督になるなんて‥‥親父も雲の上でさぞ驚いていることだろう(笑)
張本氏によれば、日ハムを含む計4度のオファーがNPBからあったのだという(週刊ベースボール「張本勲の喝!!より」)。けっきょく、どれも縁がなかったわけだけれど、どういった指導をし、成績をあげていたのか「名選手、名監督にあらず」を検証するうえでも、一度くらいは拝んでみたかったものだ。
『お嬢ちゃん』発言から、確かにキレ味は落ちた
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「サンモ二」は今後、不定期で出演するとのこと。‥どうせならここは潔く、きれいサッパリ足を洗ってもらいたかった気がしないでもないが(苦笑)
その張本氏の後任が誰になるのか、ネット上でちょっとした議論になっている。詳細は上のリンク先記事に譲るとして、肝心な人間の名を忘れていると思う。私から言わせれば上原浩治も古田敦也も優しい。ちょっと遠慮がちに「喝」を入れそうだ。かといって皆さんのイチオシらしい落合博満も、あの方は基本、聞かれたことにしか答えない性分だし、番組としても盛り上がりに欠ける。そこで筆者がイチバン推したいのは.......
この人なら十分、ハリーの代わりが務まるのではないか。理由をいくつか挙げたい。
まず「歯に衣着せぬ」トーク。‥私もパ・リーグ中継を中心に色んな方々の解説を耳にしてきているが、厳しさではダントツか。それでいて理にかなっており、語りはスマート。さらにどこにも忖度しない屈強なメンタルは、おそらくロッテ監督として携わった伝説の試合「10.19」にて、何十万もの視聴者(および近鉄ファン)を敵に回したときに培われた賜物ではないか。
現実路線として「サンモ二」が送られるTBSに所縁があり(元TBS野球中継専属解説者)、有藤氏もいちおう名球会入りを果たしている。選手としての実績も十分であり「喝!」を入れられる対象者も『アリーなら仕方ない』と、承服できてしまう。
‥どうだろう、番組の繁栄にはかなりお勧めの人選なのだけれど。アリーは期待を裏切らないよ、たぶん。