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【どうしても「トップ」になりたかった男&(秘)ノンフィクション「社会」ここまで言って委員会】メランコリー親父の社会科日誌 《2022年2月01日版》

人間、歳を取ると『味覚が変わる』なんて言われるが、これはテレビ番組の趣向にも同じことが言えるかもしれない。

かくいう私もいま思いつくかぎり、【なんでも鑑定団】【笑点】【ダーウィンが来た】‥と、どうも高齢者ウケの方が良そうな番組ばかりだ(笑)。当時とくらべ、まず「恋愛もの」を視なくなった。昔はドラマはもちろん、【あいのり】なんかも夢中で追っていたのだけれど。‥だんだんと興味が失せてきているのは、いちおう独身の私はもっと危機感を持つべきなのであろうかw

 

独身といえばフジテレビ系【ザ・ノンフィクション】直近の放送回が久々にバズっていた。内容とすれば婚活に勤しむ女性を取り上げたものだったが、これがなかなかのキャラで‥。とにかく紹介された相手への不満や愚痴の類が多く、挙句の果てには相談員にまでその怒りをぶちまけていた(若干演出ぽかったが)。恋愛経験乏しさゆえの「ピュア」と言われればそうかもだが、まったく可愛くはない、ピュア(笑)

SNSでの反応を見ていると男性視聴者の反感を買っていたのは、まぁ必然として、そういった態度では女性の方も、彼女に声援を送る気にはなれなかったようだ。

フジさんよ、どうせ取り上げるならもう少しまともなオンナ、他にいなかったの。彼女の異常行動によってそこそこ盛り上がった番組としてはともかく、当該結婚相談所のイメージダウンは免れない‥?

 

 

話変わって、愛知・東海高校に通う男子生徒が東大で受験生を切りつけるという、痛ましい事件が起きた。

 

東京大学 赤門 三四郎池

(C)amazon

 

筆者も気になって各所でこの報道を追っていたのだが、概ねこんなところ。東大進学目指し、日々勉学に打ちこんでいた男子高生。しかし最近成績が落ち込んできていたらしい。東大に行けないことを甚く悲観して凶行に及んだとか。

このあらましを眺めていて、似ているなぁ‥と。以前、筆者がよくドラマを視ていたころに【人間・失格 ―たとえばぼくが死んだら―】という作品があった。コレに出ていた黒田勇樹演じる「武藤のパターン」を思い出す。

男子生徒の学力であれば、もしかしたら、仮に早慶クラスの大学には行けたかもしれない。でも、早慶ではダメだった。あくまで東大。2番手、3番手ではダメ‥‥ある種のそのこだわりが、やはり進学校で「学年トップ」の成績に固執しすぎた結果、精神崩壊を起こしてしまった武藤とかぶるのだ。

 

もちろん、こちらはフィクションだけれども、このような報道されない悪しき受験戦争の「被害者」は、我々が想像する以上に多く在りそうだ。

 

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