22日からホームで福岡ソフトバンクを迎え撃つ........
日程の関係でソフトバンクと当たるのは約ひと月ぶり。そう、開幕カードで三連敗を喫したあの時以来だ。今回は、なんとしても地元でやり返したいところだが、ひと月前と比べ、互いのチーム状況はだいぶ異なる。
開幕8連勝。ロケットスタートを切ったものの、その後は4勝7敗1分けと、やや失速気味のソフトバンク。かたや開幕10試合を1勝9敗、それこそシーズン100敗ペースでいた日ハムは以後、6勝5敗と盛り返してきている。今ならイイ勝負ができるだろう。
栗原、柳田の負傷離脱は誠に不幸であるが、弱いチームに他チームを同情している余裕などない(笑)。こうした、相手の戦力ダウンがあったときこそ確実にモノにしておくべき。その理念でいくと山川と森、両主軸が欠けた先週の埼玉西武戦も、できれば連勝を飾っておきたかったのだが、まぁ終わってしまったものは仕方なし。
一カ月を振り返って、今おもいだす「痛恨」だった2本。
1本目は紅林申告敬遠後に吉田正尚にタイムリーを浴びた、オリックス戦。対峙した宮西尚生の若干不服そうな顔が忘れられないが(笑)、紅林を避けて吉田と勝負をした、そのコトよりも、なぜ「満塁策」をとらなかったのか?という‥。
4月3日時点では知る由もなかったが、吉田の次を打つ杉本が今季絶不調(本稿執筆時点でも打率1割)。杉本勝負の選択肢もあったなら、あるいは‥と。もちろん、後からなら何とでも言えるのだが「率」の観点からも、吉田勝負はどう考えたってリスクが大きすぎる。
2本目は、順番は前後するが開幕戦。いわずもがなガルビスに浴びた逆転満塁弾だ。
あれから気になって調べてみたら、18試合に出場して打率.107、本塁打1、打点4(21日終了時点)。‥‥‥ん?
あれからホームラン打っとらんやないか! 打点もゼロやてw
まさか、ダメ外国人だったとは。藤本監督が彼を往年の名助っ人、トニー・バナザードに喩えていたときには、それはそれは恐ろしかったのだけれども‥。けっきょく、見かけだけ?
そんなガイジンがハムとの、よりによって開幕戦で打つとはね。対戦しなかったおかげで、像はずっと恐怖助っ人のままだった。‥どうせならそのままでいろよ。ハム相手の無駄な覚醒、本当にいらんから(笑)
悪童・武田一浩もビビった武闘派助っ人
◇助っ人通信簿
人は人。こちらの新外国人選手はどうなのか?ここまでを少し振り返ってみる。
まず、20日の東北楽天戦で初登板したコディ・ポンセ。球筋のきれいなボールを投げる。これが彼の第一印象。外国人投手と聴くと「動くボール」のイメージが強いのだけれど、そういった感じではない。ちなみにポンセと同じロングヘアだったキップ・グロス(1994途-1998)という投手も、常にボールを動かしていた。素直なストレートはほとんどなかったと記憶。
ストレートの球速はMAXでも150キロ弱程度。これにチェンジアップを絡めるスタイルで、コントロールは比較的まとまっていた。どちらかというと日本人タイプの投手だった。‥余談として試合に敗れたその日、SNS上ではカルロス・ポンセの方の話題で盛り上がっていたのは言うまでもないw
オープン戦好調だったレナート・ヌ二エスの状態が上がってこない。16日の千葉ロッテ戦で3打点の活躍。ヒーローにもなったが、未だ本塁打「0」が気になる。球団がいちばん彼に期待を寄せていたのはこの部分だと思う。不規則な起用も、本調子になれない要因なのか。はやく1本打ってBIGBOSSを安心させたい。
スイッチヒッターのアリスメンディ・アルカンタラは、3ホームラン。しかし、これはすべて左打席で放ったもの。左打席が打率.261なのに対し、右打席はわずか.091(21日終了時点)。両打ちでも、けっきょく相手が右投手のときにしか使ってもらえないのだったら本末転倒である。
この事象、いったい何なのだろう。素人のワシに技術的なことは解からないが、かつてのフェルナンド・セギノールにも同じ傾向が見られた。左打席の方が明らかに長打が多かった。もっといえばスギノール(笑)も一緒で、彼は右打席時に強い‥。だったらどちらかに「固定」すればいいと思うだのが。
いずれにせよ、守備も良いアルカンタラの出番が今後増えるようになってくれればチーム力は上がる。