5位・千葉ロッテと2ゲーム差、4位・オリックスとも2.5ゲーム差にまで迫り「指定席」だった最下位からの脱出が、いよいよ現実味を帯びてきた北海道日本ハムファイターズ.......
BIGBOSSも、今がいちばん「楽しんじょい」なんじゃないの? 『今シーズンの日本ハムは戦力的に厳しい』『最下位はファイターズで決まり』こうした意見が大多数を占めていたなかでのスタート。それがちょっと連勝が続いたり、戦術がハマった日にゃ手のひらを返してメディアが持ち上げてくれる。そのサマが実に気分爽快だ。そうした楽しみを、ワシは今季の北海道日本ハムに見出した(笑)
でも実際、同じように低迷していた昨シーズンと比べても、ベンチのムードは数段明るく、まったく別のチームであるかのよう‥。監督の交代が、今のところは吉と出ていると感じる。
ここまで来たら少しでも上の順位を目指し、最下位を「断言」した野球評論家およびユーチューバー方から『ファイターズさん、恐れ入りました』の、謝罪動画をオフにあげていただこう。ファンはまた楽しみが増えたネ(笑)。ちなみ、筆者は一貫して4位予想。そこんところよろしく。
◇衝撃「頭部死球」5選
4日の試合で巨人・吉川尚輝が頸椎に死球を受け、当てた広島の投手のSNSアカウントに誹謗中傷のコメントが殺到するという「事件」が起きた。
『まぁ投手もワザとじゃないのだから。そんなムキになるな』そう憐れんでいたのだが、これがいざ「当事者」となって彼らの気持ちが解った。野村佑希の顔面に当てたオリックスの投手、『何さらしとんねん!』とw ‥最近4番に定着しつつある野村には、また特別な想いがあっただけに。
オープン戦からまるで打順を固定しようとしないBIGBOSSが「野村4番」だけは固定しているのである。この意味は大きい。さらに、ここにきて規定打席にも達し、日経株価よりもまず、野村含めた野手陣の打撃成績チェックを毎朝の日課としているワシにとって、この楽しみまで奪われてしまったら堪らない(苦笑)
さいわい大事にはいたらず、翌日の試合に出場。元気に2安打を放った。当ててしまった投手も胸を撫でおろしただろうが、箇所が箇所だけにヒヤッとした。
新4番打者誕生か
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ワシも、半生でこういった場面に何度か出くわしている。いつまで経っても慣れない‥慣れても困る、印象的な「頭部死球」5選、今記事で紹介してみよう。
これは唯一、映像では確認できていない。近くで見守っていた田淵の同僚・江夏豊によれば当たった直後『死んだと思った』との証言もある。耳からの流血。‥実際しばらく意識を失っていたようだから、生命に関わるヤバさのうえでは一番か。
運よくYouTubeに転がっていた。死球禍から見事復活をはたした田淵とは逆に、こちらは死球によって選手生命が断たれてしまったといっても過言ではない。水谷はこの翌年、37歳で現役から退いている。当時の映像でも当たった際の「バコッ」とした、とてもイヤな音が鮮明に残っていて、おもわず顔をしかめてしまう。
今に繋がる危険球即退場の原因をつくった、有名な頭部死球。これは頭に当てられた村田が西村めがけて突進しようとするも、すぐその場で崩れ落ちてしまったのが印象的。やはり、アタマは怖い。
‥余談だが、その後、報復するかのごとく打席に立った西村の臀部に当てた木田優夫の不貞腐れた表情も忘れられないw
これも有名だけれど、頭に剛速球を受けながらまるで痛がる素振りも見せずに、投手に向かった番長の、プロ野球人生最大のハイライト? 当てた投手が山口というのがまたよくて、サシで喧嘩したら清原に勝っちゃいそうなほどの強面男(笑)。さすがに球界の番長(当時)相手では黙るしかなかったが、まさか翌年に両者がチームメイトになろうとは、このとき誰が予想できただろう。
リアルタイム観戦。藤田のストレートがモロに‥‥。この際、高橋は担架で運ばれたのだけれど、仰向けで目を閉じ、胸の上で手を組まされ、ベンチ裏へ消えていく絵面が実に怖かった記憶が。『これから先、シンジはどうなってしまうのか』の不安げな視線がスタンド中から注がれていた。
案の定ダメージは相当だったようで、しばらく目まいなどの「後遺症」に苦しんだとも訊く。けっきょく、持ち前の強打が復活しなかったのはコレが原因だと思いたくはない。