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【一枚上手だった?ハム球団「西川遥輝」の評価「プロ野球」ここまで言って委員会214】メランコリー親父のやきう日誌 《2022年6月02日版》

なるほどな‥‥と、妙な感心をしてしまった。

 

 

北海道日本ハムから移籍した西川遥輝のことである。春先は打撃好調。4月だけで昨シーズンを上回る5本塁打を放った。特に、福岡ソフトバンクの左腕・モイネロから放った9回起死回生の同点本塁打など、ハム時代には観たこともないような会心の打撃でお立ち台にあがる回数も多かったのだけれど、ここにきてバットが湿りがちになってきた。

5月の月間打率が.162。ホームランは1本。‥まぁ打撃は「水物」であり、コンスタントに成績を残し続けるのはたとえ一流選手でも困難ではあるのだが、それより筆者が注目したのは俗に『スランプがない』と言われる脚、走力の部分。

5月終了時点で18回、盗塁を企てて成功は11。盗塁成功率にすると.611である。一見、高い数値のように思えるが、通算の成功率が8割を越える西川にとって、決して高い方の部類には入らない。ちなみに盗塁王となった2021年シーズンが.686。今季はそれをさらに下回っているのだ(参考:2022 Fs松本剛⇒盗塁数15で.833)

 

3、4月度の月間MVPに

BBM ベースボールカード 233 西川遥輝 東北楽天ゴールデンイーグルス (レギュラーカード) 2022 1stバージョン

(C)amazon

 

 

こうした「衰え」も機微に感じ取ったハム球団が彼を戦力外同然にした可能性はある。むしろ懸念されていた外野守備で楽天移籍後、いくつか良いプレー見せているのは皮肉だ。

 

気づけば西川と同じように放り出された横浜DeNA大田泰示。彼も肉離れによる故障で、もう3週間近く離脱している。たしかにハム時代からケガの多い選手ではあったが、それらをすべて見越したうえで、西川ともども自由契約にしていたのなら、そのやり方はともかくとして大したものである。脂がのった30歳前後の彼ら、当然のごとく筆者もまだまだ活躍できると思っていた。

‥いちおう、自身の名誉のためにいっておくと、ここでも散々ふれた西川については放出自体を咎めていたのではなく、結果として同一リーグに属するライバルチームの手に渡ってしまった、ノンテンダーとやらの迷システムをずっと非難していたのであって‥。なので『コイツずいぶん調子いいな』などと怒らないでいただきたい(笑)

 

ただ、春季キャンプ中にはコーチ的な役割も果たしていたという西川の経験、走塁への意識というか、そういった部分でチームの戦力アップに貢献しているのは疑いようがなく、現実にチーム全体の盗塁数は激増。昨年リーグ最少の45盗塁から、今季はすでに40盗塁と、成果は目に見えて現れている。

やはり、西川は対戦機会の多いパ・リーグ球団に渡すべきではなかったと、そこはブレずに今でも思うのだ。

 

 

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