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【もっと「公」球団は危機感を持つべし&「柿木蓮」の衝撃「プロ野球」ここまで言って委員会219】メランコリー親父のやきう日誌 《2022年6月13日版》

ワシら観てる分には関係ないが、それでもちょっとショックを受けた観客動員数.......

 

 

交流戦最終カード、札幌ドームで行われた対中日ドラゴンズ戦。ためしに土曜日の観客数が21632人。これは全カードのなかで一番少ない人数だった。福岡ペイペイと京セラドームはそれぞれ38683人、33323人で、この数字を見るかぎり超満員、のはず。ゾゾマリンと楽天生命も3万人を割り込んでいるけれど、こちらはそもそもの席数が少ないため。

札幌ドームの次に少なかった、ベルーナドームの埼玉西武対広島戦でも24039人。ベルーナドームより約1万多い席数をかかえ、MAXで4万人超が入る札幌ドームで21632人という数がいかにヤバいか、ほんのりお解かり頂けたのではないか。さらに翌12日の日曜のゲームにおいては2万人にも届かず、スタンドの半分も埋められなかった。

 

お客さんは正直である。勝負事には勝たなければおもしろくないと、上の数字が物語っているよう。秋までの長丁場、やはり「監督人気」だけでは持たない。

これから強くなる発展途上のチームを観るのもまた乙だが、皆が皆そうではない。勝ちゲームを1試合でも多く見届けたい人が多数を占めるはずで、監督の今年一年「トライアウト」宣言は、あくまで営業の部分では痛手を受けたと感じる。今年は勝てない(勝つ気はない)のだから観に行くのは来年でいいだろう‥ そうなってもおかしくない。

 

来季は新球場元年で「特需」が見込まれる。ヘンな話、黙ってても客は集まるだろうが、それもずっとは続かない(東京ドーム完成時が良き例)。仮に2022年もBクラスなら4年連続で、そろそろ本腰を入れて強いチームつくりをしていかないと、リピーターとなり得る野球ファンからも見捨てられてしまう。球団はもっと危機感を持つべきだ。

 

ある意味、移るタイミングとしてはよかったのか

札幌ドーム―動くサッカーフィールドと多目的デュアルアリーナ

(C)amazon

 

 

◇柿木蓮の10球

 

11日、4年目でプロ初登板を果たした柿木蓮.......

 

おったまげた。二軍でも「二桁の防御率」だったというのは中継のなかでもさんざん触れられていた。その柿木をリードしていた場面で投げさせるBIGBOSSの大胆さ、怖いもの知らずぶりよ。いちおう6点あったとはいえ、日ハムファンの多くが一抹の不安をいだいていたのは事実だ。

 

1イニングを三者凡退に抑える好投で見事、BIGBOSSの大抜擢に応えてみせた柿木。筆者も久しぶりに彼の投球を観たのだけれど、衝撃的だった。

近年の柿木はストレートでも球速130キロそこそこで、大阪桐蔭高時代の豪球は影を潜めていた。それが、デビュー戦でいきなりMAX150キロ。BIGBOSSは直前の二軍戦で「片鱗」を観て昇格を決めたそうだが、今年、いったいどんな変化が起こったというのか。

 

聴けばオフに千葉ロッテの主戦投手・石川歩と自主トレを共にし、教えを乞うたとのこと。『今年ダメなら』の危機感が行動を起こさせたのか。‥いずれにせよ、その行動が柿木に好影響をもたらしたのは確かだろう。清宮のときの柳田悠岐といい、伸び悩む若手選手に球団の垣根を越えて、成長を後押しをしてくれる彼らの懐の広さに本当に感謝だ。

 

振り返れば二刀流で話題の根尾昂を差し置き、エースを担って甲子園優勝投手にもなった高校時代。長いスランプを経て、久々に浴びたスポットライト‥ この感動を忘れないでほしい。

もし、これで柿木が波に乗っていけたら、以後の野球人生が変わってしまうようなら、先に開催されたドラクエイベントにかけてではないが「会心の一撃」ならぬ、BIGBOSS会心の一手だ。

 

 

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