平成初期の名曲【TOMORROW】の歌詞じゃないけれども、涙の数だけ強くなれる‥‥のか？ 野球も.......
交流戦明けから勝ち星なしの7連敗。毎度のごとく同じようなやられ方をして、期間中、さすがのワシも萎えた。イライラもMAXだったが、こういった類のつぶやきをすると時おり『だったら観なければいいのに』なんて、間接的に嫌味を言ってくるヤツがいる（笑）。‥いやいや、日ハムが好きだからどんなに負けが込んでも試合を観ているのだし、日ハムが好きだから負ければ死ぬほど悔しいわけだし。たとえ、ぶっちぎりの最下位であったとしても。
ワシから言わせれば、あれほど不甲斐ない試合をたびたび見せられて平常心でいられる輩のほうこそ『君、本当にファンなの？』と、ツッコミのひとつやふたつ入れたくなってしまうｗ
‥まぁ、連敗も無事止まったのだし、きょうくらいは明るいネタでいきませう。
まず連敗ストップ影の功労者、コディ・ポンセ。先発して6回途中2失点という内容だったが、見違えるようだった。
無四球。コントロールのよさはそれまでの登板で分かっていたが、当日は150キロ台半ばのストレートを連発。これを両コーナーに決められたら、さすがの強力ホークス打線も苦しい。気温がだんだんと上がってきて肩の調子もよくなってきたのか。‥ともかく、このような投球を続けられれば先発の柱になれる。ポンセの好投は非常に大きな収穫だった。
そして打のヒーロー、谷内亮太。三塁ボテボテな当たりの内野安打が相手のエラーも誘って決勝点に。サヨナラ打を放った先の中日戦といい、今季のヤチは持っている。
同点ホームランを放った「ドラ9」ルーキー・上川畑大悟の活躍も見逃せない。キャンプ早々にケガをしてしまい、正直、ワシもどんな選手なのかさして分からぬまま開幕を迎えたのだが、ここまでとは‥。
開幕前はドラ3・水野達稀の評価の方が当然のように高かった。蓋を開けてみれば水野はおろか、今や中堅クラスの石井や中島卓をも退けて、遊撃のレギュラーを奪いそうな勢い。定評ある守りに、打力も伴うとなれば使わない理由はない。小力ある打撃は他球団の脅威となろう。
一ケタ背番号は期待の表れ
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珍しく、といったら失礼だけれど「継投」もうまくハマった。回の途中で好投していた北山亘基から鈴木健矢へのスイッチであったり、右打者相手にあえて左の堀瑞輝をぶつけたりと、相変わらず突飛だったが、ことごとく上手くいった。
おかげで打者ひとりを抑えた鈴木はプロ初勝利。打者ひとり、しかも一球を投じただけの堀は、2年ぶりのセーブを記録した。いまひとつ波に乗り切れない両投手だったが、これを良いキッカケにしてもらえたら。
◇埼玉西武ライオンズの謎
日本球界復帰を目指していた秋山翔吾の、広島東洋カープ入りが決定したとか。その一報に『まさか』の声が多く挙がっているという――
渡辺GM「無念」のコメントもあるが、埼玉西武の関係者およびファンのショックの大きさはいかほどだろうか。筆者も、今回ばかりは「古巣」に戻る道を選択するだろうと‥。
ナカジや牧田しかり、どうしてこうも西武にいた者は埼玉に戻りたがらないのだろう（苦笑）。もっといえば、ともにFAで西武から東北楽天に渡った岸、浅村。‥昔の感覚で言うと、パからセに移るのいわば「常識」であった。同一リーグでしかも、誘惑の場が多い関東からわざわざ遠く離れた地へ渡る理由が、傍観者にはまったく理解できなかった。楽天（仙台）という球団に魅力があったのも確かだろうが、そこまでして埼玉（所沢）から離れたかったのか？と、勘ぐってしまう（笑）
だが、秋山には一定の理解を示す。今、これからの季節は球場サウナ状態と化すベルーナドームを主戦場とするのは、三十路を越した彼の肉体には若干酷だ。一度、セ・リーグ野球を体験するのも悪くない。ライオンズファンはどうか秋山を怒らないであげてほしい（笑）
ゆえに「一筋」の中村剛也と栗山巧はファンから多大に愛される。両者はFA権を取得しようが、出る素振りすらみせなかった。ファンもチームにとっても、これほど有難い選手はいないだろう。
比べるのもナンだが、日ハムで15シーズン以上在籍しているのは宮西尚生、ただひとりだけである。
