両リーグ最速の50敗、の直前で踏みとどまり、突如始まった連勝劇――
6連勝目の時点で、前半戦残り8試合。BIGBOSSが口にした「62連勝」とまでいかなくても、8連勝くらいなら‥‥。
ただ都合14連勝となったところで、借金がまだ6もある(苦笑)。前半戦、さすがに敗けすぎた。借金を最大でも10程度に留めておけば、おもしろかったのに‥そんな前向きなのか後ろ向きなのかよく分からない欲もでてきてしまうほどの勢いが、今の北海道日本ハムにはある。
16日の埼玉西武戦に勝利し、これで7連勝。ファイターズの新人監督としては前身の球団も含めて1956年の岩本義行氏が持つ記録に肩を並べたBIGBOSS。
内容もすばらしい。この期間中すべて2失点以下で、先発投手全員が6投球回以上3失点以内のクオリティ・スタート(QS)を達成。多くはない援護点を守り切る、往時の強かった頃の野球ができている。
しかし「好事魔多し」とはまさにこのことで、当日も勝ち星をあげた上沢直之が骨折の疑いがあるとか‥。強烈な打球を脚に受け、自身に起きた3年前の悪夢を彷彿とさせるアクシデントが発生。仮に大黒柱の長期離脱となれば大きな痛手をチームは被ってしまうが、どうなるだろうか。軽症であることを願いたい。
投手の方では、いちおう明るい話題も。あらたに獲得したコナー・メネズが入団会見に臨み、抱負を語った。
左腕ということで、たしかに使い勝手は良さそうだけれど、ハムでは右腕と比べ、サウスポーの「成功例」が圧倒的に少ない。そもそもが右投手の方が多いのだし、まぁどこの球団も似たようなものだとは思うが、ハムにいたってもコレ!といった左腕外国人投手の名前すら出てこない。
左なら直近、昨シーズン在籍していたボビー・アーリンがまずまずの投球をしていただけに、彼を呼び戻す案は1ミクロンもなかったのか。なんならついでに同時期にいた人気者のロニー・ロドリゲスも復帰させてセットで売り出すとかw
それは冗談としても、このメネズもけっこうなイケメンである。最近はハンサムかつオシャレな外国人が多く、先人のコディ・ポンセも髪型をいろいろ変えたりして野球女子たちのハートを鷲掴みにしている‥?
こういってはナンだが、メネズは長い髭があまり似合わない。もともと爽やかな顔立ちをしているのだから、そっち系で売ったらいいのに。ワイルド路線はポンセやレナート・ヌ二エスに任せておけば良い(笑)
その両外国人に加え、ブライアン・ロドリゲスも今月から一軍にあがって「勝利の方程式」を担いつつある。ようやくここにきて新旧の外国人選手が機能し始め、同時にチームが上昇カーブを描いてきた。
あらためて「助っ人」の有難みを知る、今日この頃だ。