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【「快投乱麻」鈴木健矢&ユウシを救え?「プロ野球」ここまで言って委員会236】メランコリー親父のやきう日誌 《2022年8月13日版》

キャッチャーとしての清水優心に正直、限界を感じる........

 

 

他の捕手と比べて目を引くような斬新なリードをするわけでもなし、特段強肩というわけでもない。盗塁阻止率も下がり続ける一方だ。ファイターズがBクラスの常連となってからの一応「正捕手」であり、投壊を招いたような「負」のイメージが常に付きまとうのは清水にとって不運であったが、清水にしか持っていない武器もある。

「長打力」だ。ここまで7年間で放った通算本塁打数は20本(13日現在)。これは、昨年現役を退いた鶴岡慎也の19年分に相当する(笑)。同時期にポジションを競っていた石川亮は同0本、2019年に巨人から移籍していた宇佐見真吾が8本なのだから、清水の数値を群を抜いている。あくまで捕手としてではあるが、長打を打てる事実に変わりはない。

 

もっと、そのパワーを活かす手立てはないのか‥‥誰もが真っ先に思いつきそうなのが「コンバート案」である。守りの重圧から解き放たれて、持ち前の打撃力に、いっそう磨きがかるイメージ。‥いや、妄想か。

でも現実に今年のオープン戦で清水を内野(サード)で試していた際には「ついに」と思ったのだが、けっきょく、一軍公式戦では今のところまだ実現はしていない。

別にコレは11日のゲームで野球人生初のサヨナラ打を放ち、翌日のゲームで敗戦に繋がる悪送球をしたからといった、わかりやすく明暗分かれた攻守の単純な思考から来ているのでは決してなくてw、以前より彼に対して歯がゆさのようなものは抱いていた。いろいろ、もったいないなぁと。

 

ドラフト時の評価は「城島二世」だったが.....

BBM2020 北海道日本ハムファイターズ レギュラーカード No.F36 清水優心

(C)amazon

 

 

◇投手陣について

 

11日の埼玉西武戦で鈴木健矢が7回途中までを2失点に抑える好投。勝ち投手の権利を持っていたが、後続が打たれ初・先発勝利はならなかった――

 

この鈴木という投手。プロ生活3年で1勝、主立った活躍もそれまでは見せてこれなかったけれど「ネタ」は豊富にあった。昨シーズンは東北楽天・浅村への死球でブチぎれられ(笑)、オフはアンダースロー投手に転身したことでメディアに取り上げられる機会もわりと多かった。

現代野球では希少なアンダースロー。ファイターズではどうだろう‥ 今の鈴木ほど分かりやすい下手投げは、あまり記憶にない。その「代償」ともいうか、当該試合を観ていても以前と比べだいぶ球速は落ちていた。が、被害を最小限にとどめる1与四球。制球力は向上した模様で効果は如実に出ていた。どちらかといえば制球難から崩れる投手であったから、これは大きな進歩と見ていいだろう。

 

一躍脚光を浴びた鈴木の報道を眺めながら、ある投手のことを思い出していた。サイドハンドの沼田浩である。入団時は「剛球」の触れ込みであったが、故障の影響によって彼から速さを奪った。ただ先発ローテに定着したのは、ちょうどその頃。バッテリーを組んだ野口寿浩が『速い球がなくても勝てることを沼田から学びました』といった趣旨のコメントを残していたのが、やたらに印象深く‥。

ストレートの球速が130キロに満たなくとも、コースを丹念につく投球。先発でも抑えでも、鈴木がこれから目指す道はここだ。

 

昔話ついでに、もうひとつ。いまひとつ勝ち星に恵まれないコディ・ポンセであるが、内容は悪くない。彼を観ていて思い出すのが、キップ・グロスである。

この投手も1年目のシーズン途中からローテーションに入り、結果6勝12敗と大きく負け越してしまう。しかし、投球内容が悪くなかったことから翌年残留となって、そこから3年連続二ケタ勝利を達成。最多勝にも輝いた。

ロングヘアーがかぶっている点といい、あるいはポンセならグロスと同じ道を辿れるかもしれない。絶対に手放してはならない投手だ。

 

 

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