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【「日本ハム」ドラフト1位公表&連覇の秘密「プロ野球」ここまで言って委員会260】メランコリー親父のやきう日誌 《2022年10月15日版》

ヤフコメだったか、どこかのSNSだったかは忘れたが、今季ファイターズが敗け続けていたときに東京ヤクルト高津臣吾監督を例に挙げ、励ます、他球団のファンを何人か見かけた――

 

 

曰く、高津監督も1年目はダメだった。そういう時期があって(常に上位を狙える)今がある。だからビッグボスも‥そんな類のコメント。

たしかに、前年最下位だったチームを引き受けた高津氏と、昨オフ北海道日本ハムの監督に就任した新庄剛志の立ち位置は似ている。しかし、だからといって前年最下位から一気に日本一にまで上り詰めたヤクルトのように北海道日本ハムがなれるかというと「?」だ。

分岐点はその最下位に沈んだ、高津政権初年度の2020年オフ。FA流出が囁かれていた山田哲人石山泰稚、小川泰弘‥。投打の主力3選手の引き留めに成功したことだ。とりわけ7年もの大型契約を結んだ山田のケースには驚いたが、それだけでもヤクルト球団の「本気度」が伝わってくるではないか。

つまり、何が言いたいのかといえば監督がどうのではなく来年、北海道日本ハムが本気で優勝したかったら近藤健介を手放したらダメだ。補強より何より真っ先に着手すべき案件。全力で引き留めたい。ハム球団が「パのヤクルト」になれるかは、まず、ここに懸かっているといっても過言ではないだろう。

 

下積みも大事?

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ボスが何を言おうと、財布の紐を握っているのは結局ケチな球団サイドのわけで、今オフもなんだかんだで大きな補強はなさそう。残念ながら‥。ゆえに近藤を始めとする現有戦力は確実に維持させたいのであるが、ドラフトだけは、下位球団有利のメリットを存分に活かしたい。いや活かしてほしい。

 

北海道日本ハムは筆者の事前予想どおり(自分で言うのもカッコ悪いがw)日体大の矢澤宏太選手の1位指名を公表した。

 

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正直に明かすと、「めぼしい」候補生は彼くらいしか知らなかった(笑)。でもそれくらい「投打二刀流」のインパクトは絶大であり、注目度は今ドラフトのなかで高い。

執筆時点で、ハムの他に手を挙げている球団はないけれども、これほどの選手。抽選は免れないか。‥だとすれば真っ先にクジを引けるのはパ最下位のハム。「縁」があればこちらに導かれるはずだが、はたしてどうか。

ドラフト1位以外にも、指名順位が1番のハムが「ドラ2」に、どういった選手を持ってくるのかも重要だ。ボスのお望み通り上位は「即戦力」で固められるのか。球団と意思疎通がきちんと取れているのか別視点で見ものである。

 

交渉権も持っていない段階でアレコレ語るのもナンだけれど、ハムにはわりと左打ちの巧打者(強打者)タイプが多いので「矢澤投手」メインで観てみたい(彼は左投左打)。‥これも、もちろん近藤の残留を目論んでの話にはなるが、左腕で速球派となると、現有の加藤貴之、根本悠楓ともタイプは異なり、おもしろそうな存在。

 

あとはわざわざ公表までした熱意が、矢澤選手に届くのを願うばかりだ。

 

 

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