センテンス・オータム

ディープ・マニアック・鋭く「DMS」 様々なアレについて... (シーズン中は野球ネタ多し)

【至高の脚力&「戦力外通告」に戦力外危機?「プロ野球」ここまで言って委員会287】メランコリー親父のやきう日誌 《2022年12月26日版》

今年もあの季節がやってきた――

 

 

TBS系で送られる暮れの風物詩【プロ野球戦力外通告・クビを宣告された男達】。今年は例年より少し早くて27日、23時からの放送。ご注意を。

秀逸な番組だとは思うが、いささかマンネリ気味。あの手この手でバリエーションに富んだ選手を取り上げてくれるのだけれど、なにぶん最後が締まらない。つまり、行き先が決まらず視聴者にモヤモヤ感を残したままのエンディングだ。まぁこればかりは当人が望んでも受け入れ先がなければ始まらないので仕方ないのだが、戦力外選手には誠に厳しい世の中になったと思う。

しかし、番組が理想形としているであろうトライアウト受験後、NPB球団への入団が決まった事例も少なからずある。番組サイドがその「人選」を見誤らなければ感動なエンディングもなくはなかったわけで‥。

たとえば巨人を昨オフ自由契約になった古川侑利。ファイターズに渡った彼は今季、中継ぎとして一定の数字を残した。その後「現役ドラフト」によって福岡ソフトバンクに移籍するという激動のシーズン。‥こんな野球人生を、ナレーターの東山紀之も語ってみたかっただろう。

ここ5年の放送を振り返ってみても、NPB球団に身を置くことができた戦力外選手はわずかにふたり(ひとりは育成契約)。今年取り上げる選手名も、もう番組が明かしてしまっているので書くが、東北楽天の福井とオリックスの海田。先ほどネットで調べたかぎりでは、彼らの新たな所属先はまだ決まっていない模様で、また「いつもの」鬱エンディングが繰り返されるのが濃厚‥。こうして今はネットで予見できてしまうことからも現行の演出に限界があるのか。これで携帯の着信に『この後、おどろくべき展開が!』 とか煽られてもねぇ(苦笑)

とりあえず、私個人としては選手の家族構成とかお約束の?きれいな配偶者チェックとかw斎藤佑樹が友情出演するだとかで他に観察すべきところがあるので目は通す。続報を待て。

 

 

つづいて、なかなか良い視点からの記事を........

 

dot.asahi.com

 

おもしろいのはプロ野球の場合、脚が速い=「盗塁数」ではないこと。上の記事でも触れられているとおり、元陸上の選手でも盗塁数はわずかだった。

ひとつの目安になるのは間違いないだろうが、盗塁にかんしてはスタートの切り方やら投手の牽制をかいくぐっての「走塁センス」これの良し悪しによるところも大きい。やはり、西川遥輝などは長けていたと思うし、でなければあれほど高い盗塁成功率にはならない。

盗塁王も獲っている西川は有名なので、純粋に脚が速い「韋駄天」と言われていた選手を少し回顧してみると、上記の川名慎一以外に、紺田敏正石橋貴明がMCを務めていた【MLB主義】という番組で、専門家が『今、12球団でいちばん速い』と、当時の彼を評価。ただ、川名のような「代走専門」という選手でもなかったので、いまいちパンチに欠けたか。

大累進も走力が売りだった選手。代走から決勝のホームを踏み、お立ち台にあがった日。‥筆者も長いことファイターズ戦を観てきているが「脚」でヒーローになった選手を見たのは初めて。彼が現役でいた4、5年前はまだそれほど各球団で「スペシャリスト枠」が浸透していなかった。現代なら、もう少し出番が増えていたかも。

その現代なら、断然、五十幡亮汰の名が挙がるだろう。ケガが多いのは玉に瑕だが、フル出場さえできればタイトル争いにも加われるはず。速いだけでなくセンスの良さも持ち合わせて、ここまで計14回トライし、12盗塁。かなりの成功率だ。

通算200盗塁まであと「2」と迫った中島卓也は、今シーズン17盗塁と健在ぶりをアピール。来季は外野での出場も見込まれ、攻守で存在感を出せるか。ベテランの脚に注目だ。

 

 

にほんブログ村 ニュースブログ トレンドニュースへ