先日綴れなかった「新庄監督×建山投手コーチ」対談動画の模様について........
そこで監督がサラっと口にしていた、幻の松坂投手コーチ。‥なんでも建山に断られたら、松坂大輔に投手コーチ就任を依頼していたと。あまりの唐突な発言に当の建山もおもわず絶句していたが、失礼ながら「松坂コーチ」を見てみたかった気がしないでもない。もっともサービス精神旺盛な新庄氏のことだから、どこまでが本当なのか判らないけれども(苦笑)
しかしながら、仮に氏からの依頼とあれば松坂もまったく無下にはできなかったはず。横浜高からのドラフト時といい(クジ引きに臨むも)、メジャーからNPBに復帰した際といい、どうもハムとは縁がない。ただ、NPB最初と最後の登板がハム戦だったのは‥‥さして自慢にはならないがw、強烈なインパクトとして数多野球ファンの脳裏に刻まれている。
現実的なことをいえば昨シーズンから先発よりもリリーフ陣に課題があったのは明白で、現役時代をほぼ救援投手として送ってきた建山のコーチ就任は理に適っている。
候補はそれなりにいるのだけれど、今季の抑え投手を誰が担うのかも、現時点では全く不透明‥。いったいどの投手に任せるつもりなのだろう。ここを固定できないチームは、なかなか上位進出は望めない。奪三振能力も高い石川直也、北山亘基あたりが当面の候補となろうが、昨シーズンから上積みがないままだと少々キツい。一時期監督が抑え候補として名前を挙げていた、コディ・ポンセあたりの「新顔」の抜擢もあるかもしれない。
(C)amazon 昨季の北山 奪三振率は10.17と高水準
抑えといえば14日、東北楽天との練習試合でファイターズ打線が松井裕樹を打ち込んだとの由。‥自分含めた多くのファンが『シーズン中にとっとけよ』そう思ったことだろう(笑)。本調子ではなかったといえ、WBC日本代表にも選出された左腕を打ち砕いた感覚を、その手のなかに残しておいてほしい。
注目されたのは、その松井から「プロ1号」を放ったドライチルーキー、矢澤宏太。‥筆者も半信半疑でいたのだが、ブルペンでの投げ込みもキャンプ中に行っており、どうやらプロでも本気(マジ)に「二刀流」を継続するらしい。
もともと野手としての評価は高かった。あとは投手としてどのような起用法をするのか。まさか、大谷翔平よろしくな「リアル二刀流」まではさせないと思うが。
しかし彼はチームでも手薄なサウスポーであり、リリーフとしての起用もおもしろい。外野のポジションからワンポイントで登場‥ その打者を抑えたら、元にポジションに戻る‥ そんな文字通りな「フル回転」が一年目から観られたりするのか。
矢澤の存在には、それこそ大谷が入団してきたとき以来のトキメキを、今、ファイターズファンは覚えていることだろう。