先日、長年使っていた洗濯機がとうとう壊れ「やむなく」新調した。
数ある家電製品のなかでも、いちばん高揚しないのが 洗濯機‥かと思っていた。機器を取り替えるワクワク感がテレビ、パソコン、スマホ‥百歩譲って、食料を詰めこむ冷蔵庫あたりにはあるのだけれども、自分の趣味や余暇と無縁な洗濯機には、まるでない。でも、なかったら困るので本当に「やむなく」テンションだだ下がりで某家電量販店に行ってきたのだけれど、これがけっこうおもしろい。‥いま、令和のシン洗濯機には色々な洗い方「モード」があるのね。おかげで全くこだわってはいなかった柔軟剤にも凝りだしてみたり(それまで粉洗剤を投入するだけだったw)。たった今も、着ている下着からほのかに「ミルクティー」の香りが鼻腔をくすぐっている。
だなんて、コレが若い女性の話とかだったら若干艶っぽいが、こちとら近ごろのファイターズ・ヤングボーイたちの急成長に目を見張る、ただのオッサンw。‥福岡で「惨敗」を喫し、帰ってきたときは『またいつものファイターズに戻ってしまうのか』と、ヤキモキさせられたが、そこから5連勝。高揚したシーンがいくつもあった。
まず、大きかったのはその内容「勝ち方」だろう。相対した5戦の先発投手は、順に「佐々木朗希→メルセデス→小島和哉→高橋光成→隅田知一郎」多くがそれまでファイターズ打線が苦手としていた、難敵ばかり。ここを打ち砕いての連勝なのだから、大きな価値がある。
なかでも個人的に嬉しかったシーンをフィーチャーすれば、15日の埼玉西武戦。当日は珍しく?打線が大爆発し、6回終了時点で10-3の大量リード。そうした展開のなか迎えた7回、途中出場した五十幡亮汰、中島卓也、細川凌平が立て続けに安打を放った。
(C)amazon 五十幡激走でマルティネス打点2Get
好調なチームに乗り遅れまい‥『俺も、俺も』と、ふだんベンチで控える場面も多いメンバーの必死な姿勢が、実に胸熱であった。選手層の厚さ‥というよりもチーム全体に活気が感じられて、非常に良きシーン。今シーズンのファイターズ、いやマジでひょっとしたらひょっとする‥?
しかし、まだまだ先は長い。連勝に浮かれている間もなく、17日からはふたたび敵地で千葉ロッテとの三連戦。先週あたった佐々木ら、エース級の投手と「再戦」する可能性が極めて高い。相手もプロだ。やり返したい気持ちは相当だろう。そういった数々の厳しい闘いを乗り越えた先にようやく見えてくる、ペナント制覇‥‥。
今年はチャンスだ。ぜひ選手たちは「その気」になってほしい。