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【「3割打者」今昔‥「プロ野球」ここまで言って委員会456】メランコリー親父のやきう日誌 《2024年7月29日版》

「CS必ず行く」

そう短冊に想いを寄せていた、松本剛‥‥。この男、よく解っているよ。冷静に物事を見ている。折り返し地点で首位と、もうこれだけゲーム差が離れてしまったなら「3位以上」が、やはり現実的。他チームならともかく、2年連続最下位のファイターズがCSに進出するだけで大きな進歩であるのだから、あくまでポジティブ。‥かつての五輪発での名文句に喩えるのであれば『最高で2位、最低でもCS』に照準をあて、後半戦を戦っていきたい。

 

オールスター明けの3試合で複数安打が2試合。実力者「松ゴー」の復調気配は何よりだ。あらためて全盛・吉田正尚を抑え、.347の高打率で首位打者に輝いた2022年シーズンは神がかっていたが、当時以上に「投高打低」なのが今シーズン。

29日時点でパ・リーグは3割打者が僅か2名。いくら各投手のレベルが上がってきているといっても3割ちょっとでタイトルが獲れてしまう「いま」が若干寂しくもあり‥。3割5分以上を余裕で記録していた落合博満イチローが「いま」に居たら、いったいどんな数字を残していたのだろうか。

 

(C)amazon パでは無敵状態も、MLBでは苦戦中?

吉田正尚 ROAD to the TOP <頂への冒険>

 

打率3割を打つのがいかに大変か‥‥契約更改で現状維持(or微減)を提示されて、大洋在籍時の高木豊がそう嘆いていた。しかも、球団から厄介者とみなされたこの件が遠因となって翌年に追い出されてしまうのだから本当、シャレにならない。現代では希少な「3割打者」が、まだ不遇だった時代である。

 

数年前、千賀滉大が球界から3割打者がいなくなると「予言」していた。それがだんだんと現実味を帯びてきているのが、いささか怖い。

 

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