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【「野手ナンバーワン」の実力と落とし穴 ※断じて負け惜しみではない「プロ野球」ここまで言って委員会492】メランコリー親父のやきう日誌 《2024年11月10日版》

今年のドラフトで「BIG5」と称されていた大学生。

‥うち3人が野手だったがどうなのだろう。もちろん目の肥えたスカウトに評価されてのプロ入りだから素材が一級品であるのは間違いないのだろうが.......

 

問題なのは周囲の過剰な「即戦力」の期待に応えられるのか、ということ。なんとなくだが、現代プロ野球の新人「野手」にソレを求めるのは厳しいような気がしていて。

だって2023年度のドラフトで3球団が競合、いわばナンバーワンの評価を得ていた横浜DeNA・度会隆輝外野手ですらも、今季3本塁打止まり。打率も規定打席に届かずの2割5分台で、筆者の記憶が正しければポストシーズンも出番がなかった。

‥いや、これは度会がどうのではなくて、今が「野手受難」なのは火を見るより明らかなのである。セパ両リーグを通じて、今季3割打者がわずかに3人‥。しかもパ・首位打者の近藤健介以外は外国人だ。こうした戦後最高ともいえるほど「投高打低」な時代に、しかも新人のうちから結果を残せる打者など、本当にいるのだろうか。疑心暗鬼に陥ってしまう。

 

(C)amazon 正遊撃手の村林に挑む!

週刊ベースボール 2024年 11/11号 [雑誌]

 

短年とはいえ、メジャー経験もある2年前の「ドラ3」加藤豪将が今オフ、チームを去った。「現役引退」といえば聴こえは悪くないけれどファイターズに在籍した2年間、けっきょく確固たる戦力、レギュラーには定着しきれなかった。‥いかにも令和時代を生きる野手には過酷な世界。

『打撃からは入らない』。それを思うとファイターズの投手に偏重した、先のドラフト。‥指名した唯一の野手(育成枠を除く)も、前評判ではディフェンス面に長けた選手であるらしいのも腑に落ちる。

なにやら「二刀流」育成プランもあるとされる1位指名の、柴田獅子選手。‥彼が一軍の試合に出始める頃にはもう少し「投高打低」のバランスが解消されていればいいが、誰にも(NPBの)未来は見えない。

 

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