フジテレビといえば、FNS歌謡祭‥。
さして視たかったわけでもないのに、つい視てしまうの筆頭。‥やはり「年1」のレア感だろうか(2週だから厳密には「年2」か)。番組の目玉である?スタッフが勝手に選抜したアーティストのコラボ楽曲なんか聴いて、いったいどこが愉しいのだろう。愉しんでいるのはステージ上の当人たちだけではないか‥。往年のアイドルに懐かしの歌を唄わせる、昭和平成臭ムンムンな「テレ東音楽祭」のほうがよほど潔くて自分は好みだ。
唯一、今年度で見入ってしまったのは、KinKi Kids【愛のかたまり】の歌唱。そういえばこの曲、むかしカラオケでよく唄っていたなァと、余韻に浸りけり。コロナ禍を挟んで、かれこれ4年はカラオケボックスに足を運んでいない。もし行けたところで、今は同曲のような王道ラブソングを披露できる相手がいないのだが。 ‥リアルガチに、クリスマスなんていりませんw
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歌謡祭を観ていて思ったのは、光一の変わらなさ‥‥。見た目も、唄声も、ほとんど20代の頃と変わっていない。
ちょうど彼が20代半ばの頃に出演していた【昨日公園】という奇妙作品があるのだが、わりと人気が高かったらしく、後年リメイクもされた。‥ただ思うに、これは光一の人気であって、作品自体が評価されていたわけではないのだと感じる。
大きな特徴として「同じ日を繰り返す」のは、番組の得意技で、同系統の作品が過去に複数あった(【リフレイン】【そして、くりかえす】など)。たしかに「光一版」に関してはそこへ『友人を助けるため』といった付加価値的な感動要素も合わさり、一線は画すのだけれども、これが光一ではなく、仮に大泉洋あたりが演じていたなら同様な評価を得ていたのか、わずかに疑問は残る。
同じ日を繰り返す‥‥考えようによっては、不老不死。フリーザ様やベジータがついぞ叶えられなかった願いだ。いずれの奇妙作品もそうだったように、自分以外の周りの人間たちに「繰り返し」の意識がない点が最大のネック。それさえ慣れてしまえば好きなだけ本が読め、ゲームもできる。日がな遊んで暮らせる。
‥‥でも、待てよ? 本は永遠に「新刊」が読めないし、ゲームの場合も1日経ったらデータがリセットされてしまうのであれば意味がない。やはり「鬱」な状況には変わりないのか。
変わらない「1日」の有効活用法を見つけるために、きょうも、私は無駄な模索を繰り返している――