「アットホームチャンネル」
そんな名の、主にホームレスの生きざまだったりを伝えるYouTubeチャンネルがあるのだけれど‥‥ある回が、やたらに奇妙だった件。
都内某所のありふれた某公園を、国から命を受け、延々見守り続けているという、高齢男性が主。たしか86歳‥。そんなことあるわけないと思うのだが、当人は至って大マジメなのである。
その口調といい、一見は認知症を患っているふうでもなく、だからこそ動画制作者も放送に踏み切ったのだろう。が、まったく別の意味で私はこのご老人に興味をいだく。「妙な妄想に取り憑かれている」や、まして嘘をついてるのでもなくて、なにか、だんだん彼だけ「別世界」で生きているような気がしてきてしまい......
菅野美穂 主演【私は、女優】が忘れがたき。タイトルの通り、自分を「女優」だと思い込んでいる。しかし、実際の彼女は精神病棟で囚われの身だったというオチで、われわれ視聴者は、ただ彼女の「幻想」の一部始終を観させられていたのである。
実に不気味な世界観だった。取り憑かれた彼女が演じる当該「撮影シーン」といい、テレビの中から伝えられる、なぜか残忍な事件の数々。
この意味を、筆者はずっと考えていたのだが、あるいは彼女自身が凶悪犯だったのではないかと‥。それが時おり「幻想」の中でも生きていたのではないか、と‥。劇中、そこまでは触れられておらず、真相は不明‥というのが、また良い。
こうした常人とはちがう別世界に生きるヒトのために、わざわざその空間を用意してあげた「応用編」が、椎名桔平が主演を務める【午前2時のチャイム】。視聴者を騙す?テクニックも、この頃の「奇」は冴えていた。
ちなみ「世にも奇妙な物語」のオフ会wが大昔ガチにあり、そこでもっとも印象に残った作品として堂々筆者が挙げたのが【私は、女優】。もし、もしも今後視聴する機会があったなら、あの不気味すぎる世界観を共有していただきたく......