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【ドラフトが奏でる メークドラマ?「プロ野球」ここまで言って委員会534】メランコリー親父のやきう日誌 《2025年6月05日版》

長嶋茂雄さん死去‥。

現役時代はおろか、もはや第二次の監督時代でしかユニフォーム姿を見たことがない筆者ですらも、やはりショックは大きかった。あの方は何かずっと生き続けるような気がしていたから。

 

いつも感心‥といったら人生の先輩に失礼だけれども、非常に言葉づかいが丁寧かつ豊富な語彙を駆使した流暢な喋りが印象的。‥ほら、日本ハムファンにもなじみ深い、長嶋氏の大学の先輩でもある大沢啓二氏が「べらんめえ」のあんな感じだったから、本当、何もかも対照的であったというか。そもそも、だいたいが一人称「僕」である。‥大沢氏の「僕」なんて自分が知るかぎり一度も聴いたことがない(笑)

ただ、それゆえに病によって言葉が不自由となってしまったのは、おそらくご自身も、正直、視ていた私たちも少し辛かったのだが‥。生前のVTRを振り返る追悼番組でスタジオが笑顔に包まれるシーンも多い。これは、何か志村けんさんのとき以来の感覚だ。

野球で感動と勇気、そして「笑い」も茶の間に届けてくれた稀有な存在‥。心よりご冥福をお祈りいたします。

 

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野球は人生そのものだ (中公文庫 な 76-1)

 

気を取り直して、交流戦が始まった。本稿執筆の時点まだ2試合しか終えていないが、タイガースが強い件‥。身に染みてそれを感じていたのであるが、すべては大山悠輔のせい。例年ファイターズ戦になると、なぜか、やたらに打ちやがる(笑)

交流戦が始まる前まで、そこまで打っていなかったんでしょう? 年に数回しか虎と当たらないファイターズファンからすれば、売出し中の森下翔太や佐藤輝明より誰よりも、大山が強打者に映ってしまうわけで(4日はその輝明からも二発くらったがw)

 

思い出されるのは、ドラフト会議。「大山1位指名」で悲鳴のような声が会場から沸き起こった当該ドラフトにおいて、一番人気だったのが、創価大の田中正義。それを意識してなのかは解からぬが、田中正の投球中、カメラがベンチ内の大山の姿を捉えていた。その後、両者が辿ってきたプロ野球人生を想うと、まったくもってドラフトとは「ドラマ」である。

当時も指名をしながら抽選で敗れ、後年、近藤健介の「人的補償」でファイターズに移籍‥。ふたたび大学時代の輝きを取り戻した田中正義と、一足先にプロで成功をおさめ昨年FAで巨人行きも囁かれた大山悠輔の対戦が実現すれば、ドラフトマニアならずともなかなかに味わい深い。

 

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