「ヒデマ―」
先月31日にバンテリンドームで行われた、恒例のイチロー率いるKOBE CHIBENと高校女子野球選抜との試合‥。2年連続豪快なアーチを架けた松井秀喜を、イチローがそのようにネーミングしていたのであるが、これ阪急ブレーブスなどで活躍した優良助っ人のブーマーが由来だとか。
そういえばプロ入り当初の清原和博も、一時期「キヨマー」と呼ばれていたっけ。「ヒデマー」より、なんとなく響きは良いのだけれど、あまりプロ野球ファンの間では浸透はしなかった憶え。
くだりブーマーは、個人的にタイムリー。実は少し前からファイターズのフランミル・レイエスの打席での佇まいが、けっこう当時のブーマーと似ているなァと。身長も同じくらいで腹の出具合なんかも瓜二つである(笑)
1年目は平凡な成績に終わるも来日2年目で打撃三冠王に輝く(外国人選手初)。徐々に日本野球にアジャストしていった好例のような助っ人だったが、同じNPB2年目のレイエスも、ここまで本塁打と打点の二冠王‥。
首位打者も射程圏内にとらえ球団初の三冠王プレーヤーへ期待は膨らむが、近ごろやや調子を落とし気味。脚の状態が悪く、内野安打はほとんど望めない。キッチリ外野に飛ばしても、先日は「ライトゴロ」の憂き目にあったw。トップを争う他の選手と比べると、だいぶ不利な状況下ではあるが、はたして。
(C)amazon 珍プレー(乱闘)集でも常連だった
タイトル争いでは他に達孝太の新人王に「黄信号」。7月14日から勝ち星に見放されて、6勝どまり(3日現在以下同)。4年目の達であれば勝ち星を二桁に届かせたかったが、難しい状況に‥。勝率の高さ(1敗)と防御率(2.12)は好材料にはなるが、幾分パンチに欠ける。以前ファイターズでは有原航平が8勝、規定投球回数にも届かず新人王を受賞しているけれど、この年はライバルというライバルが他チームにおらず、恵まれていた。
今年度は「本命」のイーグルス・宗山塁が打率も2割6分台に乗せて猛アピール開始。マリーンズのドライチ、高打率の西川史礁も球団をあげて規定打席に届かせようとしているようだし、今季飛躍したライオンズの中継ぎ、山田陽翔も候補に挙げられていて混沌。達は優勝争いの中での好投で、ビッグなインパクトを終盤戦で残して武器にしたい。
◇悪夢、ふたたび?
2日のマリーンズ戦はゲーム中盤までファイターズが8-0でリード。ところがネフタリ・ソトに一発を浴びてから状況が一変。一気に2点差まで追い上げられた。
このシチュエーション、8点差をひっくり返された2018年4月18日の対ライオンズ戦と途中まで一緒。‥忘れもしない。なにせ、あのときは8回に7点、9回に2点を取られての怒涛の逆転サヨナラ負けである。
今回チームを救ったのが、最終回をなんとか無失点に封じた上原健太。前のイニングから「回跨ぎ」の力投で、10年目でプロ初セーブを記録した。実はこの上原、上記ライオンズ戦でも中継ぎで登板している。まさにこれから集中打をくらう8回、2番手投手としてマウンドにあがるも‥。
ファイターズがみせた、ほんの一瞬の隙。まだ余裕のある展開で勝ちパターンの投手でもない彼への継投はある意味必然だったかもしれないが「流れ」の怖さをつくづく思い知らされた。
7年前に観たあの悪夢、惨劇を当該上原の力投とチームが無事逃げ切れたことで、だいぶ払拭できた。
