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【ただ後悔しないために‥「プロ野球」ここまで言って委員会559】メランコリー親父のやきう日誌 《2025年9月25日版》

『父ちゃん情けなくて涙が出てくらぁ』

東野英心さんのドラマ内での名ゼリフ?ではないけれど、まさにそんな心境。ホーム最終連戦で痛恨の2連敗。極度の貧打と、試合に負けたのは‥まぁ仕方ない。筆者が嘆息したのはもっと別のシーンにあり――

 

終戦セレモニーでの新庄監督『ホークスが敗けました!』じゃなくって(笑)。こちらが試合に勝っていたならまだしも、ただ相手の黒星を願っているだけなのは、正直、あまりかっこよくはない。

それと、ヒーローインタビューにて次戦でホークス戦に臨むイーグルスの選手に、激励の?拍手を送っていた現地ファン。‥気持ちは解かるが、彼らには関係ない。余計なものを背負わせてしまい、当該選手も苦笑いしていたっけw それもこれもファイターズが試合に勝てていたら、ただの「笑い話」で済んでいたのに。

 

しかし、どちらかといえばプロ初となる中4日で注ぎこんだ伊藤大海で負けた、前日のマリーンズ戦の方が痛かった。先手を奪われたのはいささか気に入らないけれども、先発の役目は十二分に果たしてくれた。敗因は散発の3安打に終わった打線、完全に。チャンスすらなく、目標を失ったチームになす術なく完敗‥。首の皮一枚残っていた逆転優勝の芽も「ほぼ」潰えた。

「ほぼ」と書かなければならないのは、ホークスが同期間中ファイターズにお付き合いして敗けてくれたから。‥可能性はかぎりなく無いに等しいのに、なんとなく、まだ希望があるように監督以下、誰もが錯覚させられている。夢をみるのは良いことだが、今後、文字通りの「万が一」逆転優勝をファイターズが遂げたら、これこそ奇跡といえよう。

 

(C)amazon 親分さまも涙出てくらぁ?

1994BBM ベースボールカード レギュラーカード No.471 大沢啓二

 

8月下旬、地元エスコンでホークス相手に三タテした。ワシは1993年シーズンと似ていると以前ここで記したが(※1)、シーズン終盤も、何かあの時と重なる。同年は1位ライオンズと1ゲーム差の2位‥。そう書くとライオンズと最後まで競っていたように聴こえるが、実情は違う。

たしかに8月まで競っていたのだが、9月になってファイターズの勢いは失速。経験で勝るライオンズが優勝に向かって突き進んでいた。しかし、リーグ優勝目前となって連敗を喫し、結果的にその差が「1」に縮まっていたという、だけの話。先にレギュラーシーズンを終えた当時の大沢啓二監督がライオンズ優勝後に『あとひとつ勝っていたら‥』といった趣旨の発言をしていたのが、なんとなく忘れられない。

 

そこから得たのは、確かに今季のホークスの優勝は固い‥ けれども、最後まで何が起こるか本当に分からない‥ ひとつも落とせる試合なんてない‥ということである。1993年同様、ファイターズが首位チームに先だってレギュラーシーズンを終える可能性は高いが、ホークスの優勝が決まるまで、とにかく悔いのない闘いをしてほしい。順位が決まったあとで、ポストシーズンや来季を見据えた選手起用に切り替えるのはいくらでも構わない。‥それまで、せめて。

 

(※1)

risingham.hatenadiary.com

 

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