2025年はホーム公式戦で223万人がご来場‥。
1試合平均、約31000人はリーグ第2位。エスコンF建設前、札幌市からの移転で若干「集客力」の問題を疑問視する向きもあったが、今のところ物ともしていない。
ファイターズ人気が高まるのはワシとて喜ばしい。ただ、ひとつだけ寂しく感じるのは会社帰りなどに気の赴くまま「フラっと立ち寄れる」環境下では、もう無くなってしまったこと。‥それが唯一、不人気チームの特典というかメリットでもあったのだけれど。嗚呼「当日券」上等だったガラガラ時代が懐かしき。無名アマチュアのときから支持していたバンドが全国区になり「独占」できなくなった、たとえるならアレの感情に近いのかも。
9年ぶりに80勝のラインに到達した、今季のファイターズ。それでも優勝できなかったのは、単にホークスが敗けなかったからであるが、興味深いのは二ケタ勝利投手が2日現在で伊藤大海、ひとりしかいない。ホークスには4投手もいるのにもかかわらず、だ。
昨シーズン二ケタ勝利の加藤貴之、山崎福也の勝ち星が伸び悩むも、北山亘基は自己最多の9勝をあげ、達孝太(8勝)の大躍進も大きかった。援護率の問題や一時期いわれた「ゆとりローテ」による弊害?もあったかもしれないが、二ケタが伊藤大海だけというのは少し寂しい気もする。
二ケタといえば、9月30日のホークス戦で決勝ホームランを放った郡司裕也が今季10号。二年連続で二ケタ本塁打に乗せた。
郡司個人の記録はもちろん、別に筆者が注目していたのは、二ケタ達成者の数。郡司でチーム5人目(レイエス・万波・水谷・清宮)。ちなみに昨季と同じ人数(レイエス・万波・マルティネス・清宮・郡司)。仮に今年、春先快調に飛ばしていた、ここまで8本の野村佑希が乗せたら昨季を上回ることになるのだが、残り1試合‥ どうなるだろうか。
