FA宣言の松本剛が巨人入りか――
こう次々と栗山政権時の主力が流失していくサマを観ていると、やはり、よほど新庄采配に不満らしきものは在ったのだろうか。
たしかに近藤健介、上沢直之といった選手らは新たにファイターズ監督に就任した新庄剛志からチャンスをもらわなくとも、まぁいわば「どこのチームでも」主力を張れた選手。‥それがガチャポンでオーダーを決めるとか、開幕投手をまだ実績も何も積んでいないルーキーに任せるだとか、結果的に単なる話題づくりに付き合わされたような格好となって、口には出さなくても「おもしろくない」感情を持っていた可能性は、少なからずある。
松本剛という選手は少し立ち位置は違っていて新庄政権下で花開いた選手。栗山時代も、ケガさえなければ、彼とてもっとやれた思いはあったろうが、より出場の機会を増やしたのは事実だ。
しかし、ここに来てそれが減少。度重なる故障もあったが、故障を差し引いても、ワシがどうしても目にあまってしまったのは、得点圏打率の低さ。今シーズンが .175。必然的に打点は少なく、160打数で7打点のみ。参考までに、規定打席に乗せた昨年の同打率が .190。さらにリーグ2位タイの17併殺打は、状況に応じた打撃ができていない証左で、観ている者の印象を悪くした。
そんなものだから最悪のケース、今回にかんしては「獲り手」が無いのでは?の危惧すらしたけれど、本人の望み通りに?他球団への移籍が無事に決まったならよかった。
いささかGファンが心配になるような数字を並べてしまったが、救いはある。2017年「交流戦」での、突如の大ブレイク‥ そして新庄政権1年目の打撃タイトル獲得は記憶に新しく、このように、環境が大きく変わると飛躍的にパフォーマンスが向上した過去を持つ。だからファンは期待もしていいし、むしろ本人にとって今回の移籍の選択が「吉」と出るやもしれない。第三者的な目線で来季の活躍を楽しみにしている。
(C)amazon 外野守備には定評がある
にわかにネットを賑わせていた「人的補償」問題。今後、そういったことも本格的に検討していくのだろうが、ファイターズという球団は根本的に、わりと「金銭補償」のみにするパターンが多い。‥要は、コレ絡みでファンがいちばんシラケるパターン(笑)
ただ、今ケースにかんしては松本と、今後さらに石井一成までFA移籍してしまう可能性が大‥。ドラフト後というのもあって、戦力的な部分においても、さすがに人的な補償を選ぶのではないかと思われる(※なお石井に人的補償のオプションはつかない)。
なにやら近ごろ、ジャイアンツの山瀬慎之助捕手が移籍を志願している‥というような記事を散見する。これが人的補償の「伏線」となっている気がしなくもないw ‥いや、彼のことは詳しく存じ上げてはいないけれど、今のファイターズに『捕手、イルカ?』。
おそらく来季は田宮裕涼、進藤勇也の「二枚体制」でいく。郡司裕也とマルティネスもいちおう捕手はできるが、今シーズンもほとんどマスクを被っていなく、たしかにその陣容に不安は残す。が、田宮と特にドラフト上位の進藤には多大な期待を寄せているからこそ、今年も主戦でいた伏見寅威の放出に踏み切ったのではないか。トレードの意味や理由を失くしてしまうようなことは、極力止めていただきたい。
山瀬とて、ジャイアンツにいる時よりは出場が増えるかもしれないが、彼だって望んでいるのは、そうした第二とか第三の捕手ポジションではないだろう。もっとレギュラーに近い形で試合に出られるチーム‥。となると、残念ながら「今の」ファイターズでは叶えられそうにない。他を当たった方がいい。
直近の人的補償、ホークスからやってきた田中正義はおもしろかった。いつまで続くか分からないこの不可思議な制度に「ロマン」を見出すのは、けっこう有り。
