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【「予防線」を焼き払う王者の降臨 新庄野球が完成させた「王国」の設計図「プロ野球」ここまで言って委員会606】メランコリー親父のやきう日誌 《2026年3月24日版》

オープン戦をジャイアンツと首位タイで終えたファイターズ‥。

高い下馬評に違わぬ、幸先の良い出だしだ。この時期、いつもなら「予防線」を張ってだいぶ控えめに優勝宣言をする筆者だが、今季にかぎっては、自信を持って断言する。かなりの高確率でファイターズがペナントを制するだろう。これは、数々の根拠に基づいた、単なる1ファンの希望的観測ではない。

 

ひとしきり、オープン戦を観ていたが、あらためて投打とも戦力層が分厚い。まずは投手から。

昨オフ、電撃復帰した有原航平。序盤戦こそ痛打を浴びるシーンが目立ち、周囲を幾分ヤキモキとさせるも、最終登板で好投。開幕に向け、しっかりとアジャストしてきた。開幕投手の伊藤大海と、先のWBCで共闘した北山亘基。心身両面での「立て直し」が懸念されていたが、元々チカラのある投手。我々は何も心配していない。

ここに精密な制球を誇る加藤貴之に加え、達孝太、細野晴希といった次代を担う若き大器たちが開幕ローテーションに名を連ねる。ベテランの安定と若手の躍動‥。これほど質量ともに充実した布陣を擁することこそ、今のファイターズが手にした最大の武器なのだ。

 

さらに驚くべきなのは、オープン戦終盤で見せた投手起用。有力なローテ候補だった山﨑福也とグーリン・ルェヤンの抑え抜擢だ。確かに、これでリリーフ陣に、より厚みをもたらすのは間違いない。が、昨季まで「守護神」の座をかけ競い合っていた、田中正義と柳川大晟。

彼らが築き上げた「聖域」に、あえて先発級の刺客を送り込む‥。この激烈な競争こそが、昨今のファイターズに欠けていた「勝者のメンタリティ」を呼び覚ますトリガーとなるのではないか。

たとえ誰が9回のマウンドに立とうとも、そこには絶対的な信頼が宿る‥。そんな贅沢な悩みを抱えながら、北の大地の投手王国は、今まさに完成の時を迎えようとしている。

 

(C)amazon 自己最速160キロを計測。リリーフ向き?

ベースボールカード 505 古林睿煬 北海道日本ハムファイターズ (レギュラーカード) 2025 2ndバージョン

 

一方の野手。FAでライオンズに新天地を求めた石井一成。その穴を埋めるべく、内野陣のサバイバルは激化の一途を辿っている。新たに獲得したロドルフォ・カストロが強打でアピールすれば、若手の水野達稀、山縣秀、奈良間大己らが泥臭く食らいつき、その背中を猛追する。去る者が残した宿題を、次代の芽が奪い合う。この健全な競争原理が働いている今のファイターズに、もはや死角は見当たらない。

そこに万波・清宮の「大砲コンビ」が帰還し、水谷瞬、フランミル・レイエス、郡司裕也といった重量級が居並ぶ打線は圧巻だ。すでに一軍の実績もある淺間や有薗、今川らもファームで牙を研いでいる現状。戦力のうえでは、投手陣以上に充実しているかもしれない。

 

このように投打にわたって、一分の隙もない陣容。唯一、中継ぎ(左腕)やリリーフに難があると言われていた部分も、山﨑福やグーリンがそこに加われば、その唯一な「ウィークポイント」も見事に解消される。

弱点らしい弱点も見当たらず、辛口古参ファンも太鼓判。新庄監督が半ば冗談めいて口にしたシーズン「95勝」‥ないし、圧倒的な独走優勝も、決して夢物語ではなさそうなのだ。

 

今週金曜、福岡の地。北の猛者たちの、真の逆襲が幕を開ける――

 

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