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【ダークナイトの残像と25年目の円環 あの闇の先に祈る「相棒」の未来「テレビ」ここまで言って委員会36】メランコリー親父のやきう日誌 《2026年3月31日版》

【相棒Season24】を、最後まで見届けた――

最終回を観終えて、まず胸をなでおろした。世間に渦巻く「終焉」なノイズを、特命係の二人は涼しげな顔で通り過ぎていったようだ。ひとつの物語が終わる時、我々は常に「喪失」を恐れる。だが、今回のラストは違った。無事に来シーズンも彼らに会える‥。その「確信」という名のギフトこそが今、何よりも心地よい余韻となっている。

 

翻って、Season13最終回「ダークナイト」を観ることもできた。何かオトナの事情なのか、いや、成宮寛貴の他の回は問題なく送られているのに、なぜか地上波での再放送はなかなか行われなかった。このたび当該回を、幸運にもTVerで視聴が叶った。

これまでの話から、甲斐亨が刑務所に収監されているらしいことは知っていた。けれども、その詳細な理由までは分からなかった。そこで判明した「ダークナイト」の全貌‥。

それは、物語が積み上げてきた信頼を、一瞬で裏切るような残酷なまでの「いきなりのネタバレ」だった。もったいつける時間すら与えられない。甲斐亨という一人の若者が抱えていた「闇」の正体が、剥き出しのまま提示される。

リアルタイムでこれを目撃したドラマファンたちの、心臓の鼓動すら聞こえてくるような‥‥。そんな錯覚さえ覚えるほどの、衝撃的な「終焉」だったのだ。

 

(C)amazon ※画像はイメージ

相棒 sideA/sideB

 

何から何までが異質。あくまで当該話より受けた印象では、亨が特命係に就いてから、あたかも全てが「そこ」へ繋がっていったような感じ。「ダークナイト」の全貌を追う中で、筆者の耳に残ったのは、底知れぬ闇を象徴するような不気味なBGMだった。甲斐亨の心に潜む「陰鬱」が、音となって溢れ出していたのかもしれない。

一人の相棒が、あの不協和音と共に闇の深淵へと消えていく‥。特命係が直面した史上最大の絶望。しかし、物語はそこで終わらなかった。その果てにさえ、新たな物語の種を撒き続けてきたのが、この【相棒】という稀有なドラマの真骨頂なのだから。

 

かつて三浦信輔がそうであったように、甲斐亨もまた【相棒】の枠を超えた再会を果たす日は来るのだろうか。

四半世紀もの膨大な時間をかけて、特命係が証明してきたのは「人は変われる」という真実だ。亀山薫で始まり、亀山薫で閉じる円環。来るべき「25」の節目が、単なる終焉ではなく、すべての孤独な魂が救われる「大団円」となることを。

 

ドラマファン、そして杉下右京を愛するすべての者が今、その瞬間の目撃者になろうとしているのだ。

 

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