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センテンス・オータム

ディープ・マニアック・鋭く「DMS」 様々なアレについて... (シーズン中は野球ネタ多し)

KSK

社会

『キミに逢えてよかった』

 

 

恍惚な表情を浮かべながら唄うDAIGOを、潤んだ瞳で見つめる北川景子‥‥。披露宴で新妻に送った【KSK】という曲が、ネットでも注目されていた。

 

僕は、はたと思う。「出逢えてよかった」心からそう思えるヒトが、はたして何人くらいいたのだろうと。‥どちらかといえば「出逢わなければよかった」、あるいは「出逢いたくなかった」ヒトの方が、大勢を占めている気がする。

でもまぁ、ヒトの人生なんて、そんなものなのかもしれない。万人から愛されることは、国民をマインドコントロールさせた独裁者でもないかぎり、絶対に不可能なのだから。『逢えてよかった』と唄われた北川景子にだって、無茶苦茶嫌っているヒトは、おそらくこの世の中にはいるだろう。

 

 


DAIGO「KSK」 ノーカットフルver.

 

 

週刊新潮 2016年 6/2 号 [雑誌] の中にあった【清原裁判 得点を稼いだ「佐々木」失点を防いだ「桑田」】という記事が、最高だった。 本記事での登場人物は、このたび有罪判決がくだされた清原和博と、裁判で彼の“情状証人”のために現れた佐々木主浩。それから、清原に対するコメントは出すものの、基本ノータッチである、かつての盟友・桑田真澄‥‥。

 

 

事件が事件だけに、名球会から「除名」の危機もある被告に、同じ“会員”である佐々木の出廷で、清原への風当たりが弱まり、名球会一同も助けられたという内容のものがあった。これに続いた文章が、また絶妙なのである。

 

往年の名ストッパーが、ここでも“火消し”にひと役買ったというワケだ

 

現役時代の雄姿になぞらえて、「ストッパー」「火消し」そんな野球用語も織り交ぜる。実に巧みだ。野球と佐々木を知った、“プロ”の書き手が成せる業。

 

極めつけは、本記事の締めの部分。記事中『物事を損得だけで判断するタイプ』と、野球評論家A氏から、酷評されている桑田であるが、その桑田と、今回“行動に出た”佐々木を、このように表するのだった。

 

リスクを取って得点を稼いだ佐々木と、男を下げても失点を防いだ桑田。もちろん、清原が再びシャブに手を染めれば、佐々木も無傷ではいられない。

投手戦の結末は、清原の会心の一打ならぬ、改心の一語に懸かっている

 

 

両者の在り方を投手戦、会心の一打を「改心の一語」にかけるだなんて、まったく予想もできなかった。あまりの野球との“融合”させ具合に、僕は、甚く感激した。

冗談ではなく、マジに「出合えてよかった」と思えた当記事の、主役3名の頭文字がKSKであったのは、単なる偶然か。