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【野手登板と「超優等生」ドラフト「プロ野球」ここまで言って委員会641】メランコリー親父のやきう日誌 《2026年9月11日版》

進藤勇也が投手に‥‥?

言わずもがな、彼の本職は捕手である。8日、敗色が濃くなった対ホークス戦の土壇場、背番号「33」がゆっくりとマウンドに上がった。

近年のプロ野球では、大差のついた終盤戦におけるこうした「野手登板」も、メジャーリーグ的な合理主義として半ばスタンダードになりつつある。平たく言えば、無駄な投手消費を避け、長丁場なシーズンを戦い抜くための「戦略的撤退」であり、明日へ向けた、その場凌ぎのやり繰りというわけだ。

 

現代のNPB指導者たちも「超合理主義」へとシフトした証左だろうか。かつてであれば『対戦相手への非礼』『野手が投げると打者が打ちづらい』『万一打ち取られた際の打者のプライド』といった精神論や美学が先行し、こうした光景は滅多にお目にかかれなかった。

1996年のオールスター戦でイチローが「登板」した際、即座に代打へ投手・高津臣吾を送り込んだ野村克也監督の「真剣勝負の美学」はあまりにも有名だ。

他にも非公式な試合(東西対抗野球)でイチローに打ち取られたファイターズの広瀬哲朗が、それを自身の講演会等で自虐気味に「鉄板ネタ」として取り扱っているほど。‥それほどまでに一大事であった野手登板を、まさかファイターズが当事者側となって断行する日が来ようとは、いやはや隔世の感を抱かずにはいられない。

たしかに物珍しさはあるものの、ファンの本音としては「野手登板」などという事態はできるだけ避けてもらいたいのが正直なところだ。

 

話題は変わって、野球界の一大イベント「ドラフト会議」が、早くも来月に迫っている。近ごろ古株筆者はファイターズのドラフト戦略に対し、本質の「補強」とはまた違った意味で感心させられている。

活躍する選手の有無はもちろん年度によって様々だが、ひとつ一貫して言えることがある。ファイターズに指名される選手たちが非常に「優等生」であるという点だ。

昨今他球団で目立つ、交際相手へのDV...違法薬物の使用....はたまた週刊誌の十八番である不倫報道に至るまで... そういった類のネガティブな報道が、ファイターズの選手からは驚くほど聞こえてこない。

事前に「人間性」や「家庭環境」まで徹底してリサーチできているのか、あるいは単に表沙汰になっていないだけなのか(笑)、定かではないが、なかなか興味深い事実である。

 

ドラフト会議まで、あと1ヶ月余り‥。今年はいったいどんな戦略を練ってくるのだろうか。

従来通り『その年いちばんのNo.1選手』に狙いを定める姿勢は大いに結構だが、見守る側とすれば毎度毎度の「クジ運の無さ」に、いい加減辟易しているのも本音のところだ(苦笑)

現状、レイエスら外国人の去就にもよるが、今季の戦力繰りを踏まえたら、やはり喉から手が出るほど欲しいのは「即戦力投手」か。いずれにせよ、運よく(あるいは競合を避けて)スカウト陣の意中の逸材を引き当てた暁には、きっと今回も、スキャンダルとは無縁の「品行方正で真摯なニューヒーロー」が北の大地に誕生することだろう。

 

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