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【孤独な人間が「渡る世間は鬼ばかり」を見て起きる?化学反応】エースの芸能日誌 《9月18日版》

機内でのシーン‥‥窓に映る富士山‥‥

 

 

息子が病気で、それをまさか重病とは思っていなかった父親が、なにか、芋のような物体を押し当て、励ます‥‥という描写。子供ながらになぜか、このシーンだけをよく憶えていた。

なぜだろう、最近のことは忘れがちなのに、昔見た、ちょっとした景色や場面は記憶している。‥まぁ老化現象、“あるある”といえばそれまでなのだが。そうした断片的な記憶を手繰り寄せ、あらゆるワードを用い検索をかけていたら、先日ようやく作品名が判明した。

 

【こっち来い!UFO】だったらしい。なにやら風変りなタイトル。29年前に放映されていた、2時間程度の単発のドラマで武田鉄矢が主演‥。あぁそういえば、たしかに親父が鉄矢だった気も。それで息子が白血病‥‥。私の記憶は間違っていなかった。息子が最後どうなったのかまでは記憶しておらず、ネットを見ていても判然としなかったけれども、天国にいったのではなかったか。逝ってなかったら申し訳ない。

 

ここで更に私が気になったのは、息子役を演じた伊嵜(伊崎)充則という俳優。その年代ごろ、けっこうドラマに出演していた。当時の子役だから、今の自分と同年代‥か。調べてみたら、今も一応俳優として活躍されているそうだ。むぅ、私の勉強不足......

 

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『子役は大成しない』といわれて久しいが、芦田愛菜とか見ていると、平成以降はそうでもない気がする。業界に生き残れている元・子役にはそれなりの理由(わけ)があって、たとえば彼女なら知性と美貌。えなりかずきなんかも、当時の愛らしさは消え失せた?が、熟年世代にも受けるたしかな演技力で、立派な中年となった現在でも各方面で需要が高い。

‥彼の場合「渡鬼」特権があったとはいえ(笑)、変わらなさと安定性はピカイチで、橋田壽賀子が重宝する理由もよく解る。と、つい“ひいき目”で見てしまうのは筆者が「渡鬼」ファンであるからに他ならない。

 

 

嫁でも姉としても、理想的な愛は健在

橋田壽賀子ドラマ「渡る世間は鬼ばかり」2017年3時間スペシャル

(C)amazon

 

家族もいなければ、親戚付き合いも皆無。それはそれで好きでやってきたことだから良いのだが、このドラマをみていると「大所帯」にも憧れる。もちろん、日々愉しいことばかりではないけれど、家族みんなで支えあって様々な困難を乗り越えていく様は、実に心温まる。「渡鬼」が、孤独な私にヒトらしい心を一瞬、取り戻してくれるのだ。

17日放送のスペシャル。足にケガを負ってしまった父親。その父親をめぐって、誰が面倒をみるのか?揺れる小島家。相続問題まで飛び火して、両親と嫁との間で悩める、えなり‥。

オールキャストで送る、なかなか濃密な3時間。超高齢化社会を迎えるにあたり、この「小島家のケース」を見て肯った視聴者も、けっこういらしたと思う。敬老の日に放送されたからといって、あながち高齢者向けの番組でもない。高齢の親を持つ人こそ、兄弟との関わり方も含めて、常に現在進行形の「渡鬼」から得るものも多いのではないか。特に今回、そんな気が強くした次第。

 

 

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