しかしながら、真実でないウワサの流布とは怖いものである......
思い出されるのは木村拓哉、工藤静香夫妻の長女が『ダ〇ン症だった』。最近メディアに登場する機会も多い当該Cocomiに、画面上で見るかぎりではその傾向はなさそうだ。‥つまり、完全なガセ。鵜呑みにした一部の方々は長きにわたってデマ情報に翻ろうされていたということになる。
そんなことを突然思い出したのは、恒例の正月番組【さんタク】を視て。木村が長女について触れていた。もうひとりのMC明石家さんまが制作に携わった映画に、彼女は声優として参加。‥こうした要件でも揃わなければ、ジャニーズタレントの「家族の話」はまずNGだから、わりと貴重だった。
そんな諸般の事情も知ってか知らずか、SNS上で無邪気に「パパ」の話題をしまくる娘たち。‥なんだかんだ言いながらも、かっこいいパパに誇りを持っている感じが伝わってくる。
凡人の親の元で生まれた、所詮凡人な子に、どうしてもこの感情が理解できない。筆者の親世代、昭和の中期ごろにかけて生まれた親父たちは、娘が居ようが、多くは平気で家の中をステテコ姿で闊歩していた世代(笑)。かっこいいとはまるで無縁だった。
‥現代のパパたちは比較的そういったお洒落にも気を遣っているのだろうが、少しくらいは娘に関心を持たれる親でありたいものだ。
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そのキムタクパパ。東京は浅草を、通行人に気づかれずにミッションをこなすという、番組内の企画があった。マスクと帽子、メガネ姿で「フル装備」のさんまに対し、彼はマスクをしただけの、かなり軽微なものだったが、本当に誰からも気づかれなかったのが、ちょっぴり哀しい(苦笑)
考えてみれば今年で五十路‥。かつてのアイドル然としたオーラは消え失せたけれども、主演を務めた昨年公開の映画【マスカレード・ナイト】内にて優麗なアルゼンチンタンゴを披露し、話題を呼んだ。まだまだ現役。
一個人的にはこの年始、新境地を拓いた【教場】続編が観られないのが残念。冷酷無比な風間教官を、今年もお目にかかりたかった。