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【「北海道日本ハム」本当の強さのヒミツ2】 エースのやきう日誌 《2019年7月27日版》

26日夜現在、ライオンズ戦を終えた時点で今月は14勝4敗。快進撃を続けるファイターズは、首位ホークスに1.5ゲーム差と迫った.......

 

 

貯金を10も作っているのを見れば、ファイターズに今、勢いがあるのは誰にだって解かる。しかし、細部まで煮つめていくと、この強さが勢いだけでないことが解かった。前回伝えた、リリーフ投手の奮闘以外で筆者が着目した点‥‥それは「ビジターゲーム」の戦い方だ。

 

敵地での試合にかぎっていえば、ここまで10勝2敗。球宴前後、イーグルス戦とホークス戦での三タテが大きくモノをいった形だ。さらに、この中には「屋外球場」で行われたゲームが9試合あった。‥最近は夜間でも湿度が高く、選手も良好なコンディションの維持が難しいと思う。それでいて、この戦績は立派だ。

 

来月は、多くの試合が北海道で行われる。屋外球場は6試合で、うち4試合は道内地方開催試合旭川・釧路・帯広)。日本列島が暑い最中、日程には比較的恵まれている。したがってビジターゲームが続く、今月を上手く戦えたのは非常に大きい。地の利も活かして混戦から抜け出したい。

 

 

◇激化するポジション争い

 

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前回の東京ドームでは、外野フェンス上の手すりに打球が当たってスタンドイン。リプレイ検証のすえ、二塁打とされた平沼翔太が26日、今度は正真正銘のプロ初本塁打。あと一歩打球が届かずに『筋トレします』(パワーをつけるという意)そう壇上で公言してから約二か月‥‥その筋トレ効果の賜物か、ライトスタンド中段にまで運んだ。

 

依然サードのレギュラー定まらない状況。一番手と目されていた横尾俊建も打撃不振で、ついに二軍行きとなった。そうした中で平沼の復帰は頼もしい。ショートの位置は石井一成が定着しつつあり、サードが平沼となれば、いよいよ中島卓也の守るところがなくなってしまう。

 

おもえば二岡智宏が巨人からやってきた2009年。ショートのポジション争いが予想された金子誠は自己ベストの成績を残し『ここは俺のモンだ』と言わんばかりに、二岡を追いやった。尻に火がついた中島の意地‥‥若手二人の更なるレベルアップのためにも、これからの「追い上げ」に期待を寄せてみたい。

 

 

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