26日、21時より恒例【世にも奇妙な物語 21夏の特別編】が放送される.......
放送一週間前にして、主演とタイトルが判明。フジの公式サイトによれば、主演を務めるのは上白石萌歌、加藤シゲアキ、又吉直樹、吉瀬美智子、この面々。
‥前知識で、注目すべきなのは加藤か。過去、出演が決まった役者のインタビューなどを見てみると『(奇妙作品に)出るのが夢だった』といった声は非常に多い。だが、加藤の場合『いつか奇妙な物語を執筆してみたい』とも。なるほど作家としての顔も持つ、彼ならではの夢だ。
そういった意味では、芥川賞受賞経験を持つ、 加藤よりも前にその文才が脚光を浴びた又吉直樹も有力な候補となろう。「本業」を活かした、コメディ路線でもイケそうなのは彼の強み。
今回、役者として参加する又吉主演のタイトルが【成る】。サイトであらすじを確認したかぎりでは、流行りの「棋士」を演じるという、本作品がいちばん興味をそそられた。
過去作に、ふたりの棋士を描いた【王将】がある(高橋一也主演)。‥私自身、将棋の知識には疎いのだが、素人にも分かる、あまりに鮮やかだったオチ‥‥そこに感銘を受けたのは憶えている。
同作品は、当時とすれば最新なコンピューターを駆使していた棋士が主人公。又吉版の方も「AI」を相手するというが、どんなラストが待ち受けているのか楽しみだ。