ただいま夏の甲子園、花巻東対宇部鴻城戦を観てきたばかり‥。お目当ては言わずもがな、高校通算本塁打記録を更新中の佐々木麟太郎くんだ。
ファイターズ球団も指名候補に挙げていたくらいだから、どれほどの選手なのかと。解説者の話によれば以前より背中を痛めていたらしく、本調子ではないらしい。ただそれでもこの日、左（逆）方向ばかりに3安打。パワーだけでなく「巧さ」も持ち合わせている模様だ。
俄然、我がチームに迎え入れたい気もしてきた。 が、新庄監督も（佐々木くんが本職である）一塁とDHは渋滞気味だと、つい最近も話していたほどだし、チーム編成的にはどうかと思うが、唯一、競合となった際に、新庄監督自ら引き当てる絵面は、ドラフト史上最高にオイシク？ 星稜高の松井秀喜くんを引いたミスターのごとく、永遠に語り継がれる名シーンとなること請け合いだ。
同校OB・大谷翔平との縁、キャラ丸かぶりの？清宮幸太郎が今年から本格的に三塁へコンバートされているのが、いささか指名を匂わせるけれども、その故障箇所が気になるのと、今シーズンもチームは下位に沈むのが濃厚であるゆえ「ロマン」より即戦力の社会人選手や大学生にシフトする可能性は十分に考えられる。‥でも、指名選手が誰であれ新庄監督のクジ引きシーン、一度は観てみたい気がするなァ。
先週一週間、ファイターズは3勝3敗。可もなく不可もなくｗ特記事項もないので、軽くおさらいしていくと、火曜日から順に3点→8点→5点→5点→6点→1点と、一時のタイムリー欠乏症からは脱して、確実に得点力が上昇気配にある。
火曜日の千葉ロッテ戦は土壇場9回、万波中正とマルティネスの連続弾で逆転勝ち。相手守護神・益田直也を叩いてのものだったけれど、彼に土をつけた記憶が、これまでない。得点を奪えても追撃や同点止まりだったかと‥。これが本当のジャーナリストなら過去の記録から色々引っ張りだしてくるのだろうが、ここのところ暑すぎて今の筆者にそのような元気は残っていない。あしからず（苦笑）
次戦は序盤だけで3失策があり、よくぞこの試合とれたなとあらためて思う（8-6）。エラーしたうちのひとり、加藤豪将を早々に下げ、代わりに守備に就いた山田遥楓。彼の好守などもあって、中盤からは試合が引き締まった。好投した2番手のマーベルしかり、新庄監督の采配も冴えわたった。
水曜日は中継ぎが崩壊して逆転負け。終盤追い上げをみせるもロッテの勝ちパターン、ペルドモと、今度は益田にねじ伏せられた。当該場面で本塁打が出れば逆転という好機でフライアウトの清宮。直前のカードでも一打サヨナラ逆転の満塁シーンで併殺に倒れ、ゲームセット‥。今季はコンスタントに打ってはいるが「ここぞ」なところでの凡退が目を引く。万波のほうが人々の記憶に残る、印象的な一本が多いのはそのためだろう。
対戦相手が変わった金曜日。福岡ソフトバンク戦。アリエル・マルティネスの犠飛でファイターズが延長11回サヨナラ勝利をあげた。これで福田俊がプロ初勝利。
ちなみに11回は無安打。先頭の野村佑希が四球で出塁後、代走の五十幡亮汰がすかさず盗塁。ノーアウト1、2塁となって江越大賀がしっかり送り、最後はマルティネスが決めた。相手投手やベンチに対し、必要以上に脅威を与える五十幡のスピードは、味方からすると頼もしい。そんな彼をジョーカー的にベンチを置いておく（残しておく）のもおもしろいが、当然本人は頭から試合に出たいだろう。それなら、もう少し打力を身につけたい。
土曜日は、今季最多の11失点で大敗。途中4点のリードを守れなかった、先発の伊藤大海が敗因だ。後半戦最初の試合でもそうだったが、彼は比較的打線の援護に恵まれているにもかかわらず、踏ん張りがきかない。毎試合のようにクオリティースタートを達成しながら勝ち星のつかない加藤貴之に、そのうち何点かでも分けてあげたいところなのだが、万事そう上手くはいかない。首脳陣から次回はローテーションから外すことも示唆されていたが、どうなるだろう。ここまでわりと順調にきていたプロ生活‥。伊藤大海が正念場を迎えている。
日曜日も盛り上がりに欠ける試合（1－6）だったが、ひとついえば5回無死満塁の絶好の得点機で無得点に終わってしまったのが、やはり全てだったろう。
試合よりも試合前、明石家さんまと大泉洋がエスコンFに急きょ来場。スタンドを沸かせていた。何か仕事の用があって来たそうだけれど「お笑いBIG3」全盛時代を観てきたワシとすれば、さんまほどの大物が今現在の順位、前日の逆転負けにも触れてみせたりと、少しでもハムのことを気にかけてくれていたのは素直に嬉しかった。‥清宮も元気にやってますｗ
今週は北海道から福岡への6連戦。タイトな日程がつづく。真上の埼玉西武に3連勝できれば、0.5差まで縮められる。頑張ってもらいたい。
