ご、ゴリンジャー?ゴレンジャーではなく??
今センバツもっとも話題を集めているといっていい、岩手の不来方高校野球部の面々がそう呼ばれているらしい。由来は部員全員が「五厘刈り」であるからなんだとか‥。なかなかナイスなネーミングである。
部員は全員で10名。かつて選抜準優勝をはたした池田の「さわやかイレブン」を彷彿とさせるということは、当該記事でも触れている。‥この“伝説”や「やまびこ打線」の強打は筆者も知っていたから、以前同校の脇を偶然クルマで通りかかったときは、なんとなく感動した。
しかし、池田高校を率いた蔦文也監督‥‥氏がフライヤーズ(現北海道日本ハム)に投手として在籍していたのは、実はつい最近、とある名鑑を見て知った。
いやいや、八名信夫とか江本孟紀がいたのは知っていたけれど、あの高校球界きっての名将が、まさかファイターズのOBであったとは....
残念ながらプロでは勝ち星をあげれなかったようだが、監督に転身して甲子園通算37勝は歴代7位の記録(2017年3月21日現在)。名選手は名監督にあらず、なんてよく言われるけれども「監督」という商売は誠に奥が深い!
‥考えてみたら歴代ファイターズを優勝させた監督方は、現役時代パッとしなかったもんなぁ(失礼)。甲子園を席巻した監督が、ファイターズに監督で復帰‥‥そんなシナリオも面白そうだし、少し見てみたかった。
さて‥さわやかイレブンより、いかにも猛々しいネームを与えられた、不来方の十人戦隊五厘ジャー。“本家”のように敵を蹴散らし、平成の世でも輝けるか。