センテンス・オータム

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ジャニーズ事務所の 「守るチカラ」

稲垣吾郎草なぎ剛香取慎吾がジャニーズを退所

 

 

中居正広も合わせた4人で‥と前々から云われていたが、けっきょく彼は残留の道を選んだようだ。

急転直下の決断の裏に、どんな思惑があったのだろう。『事務所に残って「独立組」を守る意図もあるのでは』といった記事も見かけた。たしかに“いかにも彼らしい”賢い選択。次期幹部候補とも云われる中居がジャニーズ事務所にいるかぎり、擁護の姿勢を取っていれば、独立組が芸能界から干される心配はない。ジャニーズのチカラは、それほど絶大だ。

 

 

私事で恐縮だが、拙者もジャニーズに「就職」したいと思ったことがある。

‥別に、踊りたい唄いたいからといった浅はかな理由なのではなく、イチ企業として、非情に魅力を感じていたのだ。では、私がどこに惹かれていたのかというと、一般企業であれば社員‥業界では“商品”でもあるタレントたちを「守るチカラ」だ。

 

かの有名な田原俊彦のビッグ発言。あれも、彼がジャニーズを辞めさえしなければ、普通に“もみ消された”だろう‥‥そんな見解をする、関連本をかつて読んだことがあった。強大な後ろ盾を失くした彼の代償は、のちのちの芸能活動を見ても判るとおり、とてつもなく大きいものだった。

 

これ以前にも、わざわざ出場歌手が発表されたあとで、見せつけのように紅白を辞退するといった、いたく質の悪いことをした“前科”もある。NHKを敵に回し、それこそ各所から干されてもおかしくなかったのに、以後もドラマの主役に抜擢されるなど、イメージダウンを払しょくするかの如く、順調に仕事が舞い込んできた。本人のチカラもあるかもしれないが、大半は「プロデュース力」に長けた事務所のチカラといっても、過言ではない。

 

 

そもそも、今回独立するうちのひとり、草なぎだって、夜中の公園を全裸で徘徊するという、アイドルとしてあるまじき“事件”を過去に犯しているのに、とうに風化されてしまった感さえある。もし、同じことを退所後にやっていたら、どうなっていたか‥‥。考えただけで恐ろしい。

 

 生粋のモテ男たちであるジャニーズ軍団は、私生活でもブイブイといわせているようだ(死語)。先日の週刊文春【ジャニーズ不良列伝】と銘打たれた記事(※1)があり、中年筆者も興味深く拝読させてもった。

 

 

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クスリに手を出した田中聖を別として、大半はオンナ絡みだったが、ここに書かれたものの大半は、表立って世間に知れ渡ってはいない。もちろん、“もみ消す”事務所のチカラもあるし、それを深追いしたがために、今後、ジャニーズのタレントが起用できなくなってしまう“リスク”も考えて、躊躇するメディアも多々あるだろう。これも、見えない事務所の「圧力」である。

一時期文春が熱をもって追っていた、松本潤のアレだって、どこも追従した報道をしていないのは、そのためである。ジャニーズだけは敵に回せない‥‥と、みな恐れているのだ。

 

こうしたチカラを持つ事務所を自ら辞める理由など、私たち一般人の感覚では、サッパリ理解できない。ただ、ジャニー氏が異例となるコメントを出したように、カタチとして「円満」であるなら、彼らは今後も無事にやっていけるのではないか。

 

 

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(※1)週刊文春 2017年 6/8 号 [雑誌]