「ガキ使 おもんなかった」
‥というか、なぜ 渡部を出さなかったのか(笑)。いや、ちゃんとした「出演」でなくとも、チラッと映っていた程度でもおもろかったのに。出演Vカットの影響もあってなのかそうでないのか、やたら過去の映像を振り返っている、例年とは異なった、いささか不自然な演出‥。一度、松本人志の機嫌を損ねてしまったらコレである。
番宣以外で意表を突いたのは、前澤友作の登場くらいか。もっとも隈なく筆者もチェックしていたわけではないので他にもいたかもしれないが、エンディングの替え歌も観た印象では。
ということで、晦日の夜は概ねガキ使「3」、紅白「7」のザッピング。主に後半戦からなのであるが、今回は【第71回NHK紅白歌合戦】から知り得た、ごく個人的な感想その他諸々を新年一発目、語っていきたい――
「推し」が多い、総合司会の内村
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21時から始まった後半戦。前半のうちにジャニーズ所属のアーティスト、「秋元軍団」の大半が終えてくれていて助かった。オジサンは彼彼女らに関心はない(笑)。フワちゃんが応援に駆けつけたという、水森かおりのところが少しだけ気になったけれど。
NiziUの【Make you happy】。この曲、耳にしたことはあったが、当人たちの歌唱シーンを拝見したのは初めて。サビの部分、『あ~もう!笑ってほしい』って唄っていたんだ? 妙なアクセント効かせているから日本語とは思わなかったw
瑛人【香水】。例のブランド名、NHK的に問題はなかったのね。BABYMETAL【イジメ、ダメ、ゼッタイ】。二階堂ふみが東京ドームのライブに行くほどのファンなのだとか‥。でも他にもヒット曲あるんでしょう? 紅白でこの曲のセレクトはどうだったの。一方、JUJU【やさしさで溢れるように】は、彼女最大のヒット曲‥なのかは知らんが、今の時代に即した相応しい選曲であった。
特別企画、GReeeeN【星影のエール 紅白SP】。まさか、彼らがNHKホールに駆け付けてくれるとは。初お披露目となった彼らの素顔に、ネットも大いにザワつく。‥ただ、訊くところによると、アレは多少コンピューターによって「加工」されているとの由。「当たらずと雖も遠からず」といったところか。いち野球ファンとすれば、PVモロの【キセキ】まで聴けたのは感涙ものだ。
嵐【嵐×紅白 2020スペシャルメドレー】。
つい先日発売された文春に特集(※1)。ここはジャニーズ事務所にまったく相手にされていないから、いつも通りメンバーの、恋愛遍歴を主としたプライベートにまつわる記事を掲載。‥私はそれらに想いを馳せながら、活動休止前、ラスト歌唱の嵐を瞼に焼きつけた。
LiSA【アニメ「鬼滅の刃」紅白SPメドレー】。4話でアニメ版「鬼滅」を挫折してしまった筆者(笑)。それまで主題歌を奏でる歌い手自体に注目したことがなかった。慌ててLiSAという嬢のプロフィールを追ったら1987年生まれの33歳。髪の色が派手だから、もっと若いコかと‥。『33なら何か間違いが起きて筆者と結婚しても、おかしい年齢ではないぞ』そう独り言ちていたら、なんと既婚者。勝手に振られた気分(笑)
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official髭男dism【I LOVE】。某ドラマをキッカケに、昨年からドハマりした。その曲ではなかったが、こちらもなかなか聴かせてくれた。
三山ひろし【北のおんな町 ~第4回けん玉世界記録への道~】。何年も、紅白の舞台で何してんねん。けん玉の様子が気になり、まったく歌に注目できない(笑)。世界記録は無事に達成。彼は良いポジションを見つけられたと思うが、「歌一本」となるであろう今後の紅白が本当の意味で正念場だ。
若者にも大人気のYOASOBI【夜に駆ける】を知れたのは、個人的に大収穫。【東京事変】の椎名林檎、MISIA。後者はトリを務めるなど、未だ第一線で活躍中。数年前までこの季節になると多忙を極めていた彼女らと同級生の元歌姫・浜崎あゆみは今いずこ。
あいみょん【裸の心】、YOSHIKIの【ENDLESS RAIN】ピアノ演奏、からのSuperflyが往時の名曲を披露。そして、ミスターチルドレンが続いた。‥もう「ガキ使」の存在すら忘れてこの辺りは見入ってしまったのだが、YOSHIKIといいミスチルといい、できればもっと当人たちの「声」を聴きたかったのだが。音声のみじゃなくて。内村や大泉洋と絡む桜井サンというのも見てみたかった、かな。
星野源【うちで踊ろう】。いろいろ話題となった、同曲に乗せた著名人動画。一部が曲中に映っていたが、総スカンを食らった前首相の「傑作」は、そこになかった‥‥。
玉置浩二は、本当にモノマネ番組で布施辰徳が着ているような衣装を着て【田園】を熱唱。さらに松田聖子、松任谷由実の実力派女性シンガーときて、白組のトリは福山雅治。曲は【家族になろうよ】。‥当日、私は一人で紅白を観ていたのだけれど、何か逆に、切なくなってしまったよね、年を越す前にズシーンと(笑)。曲紹介でもそういった趣旨の話があったとはいえ、まだ家族がいた頃の昔を思い出してしまいました.......
御年84の北島三郎、同87の黒柳徹子も長丁場を完走。皆さま、2021年も新型ウイルスに負けず頑張って生きましょう!
《参考》
(※1) 週刊文春 2020年12月31日・2021年1月7日合併号[雑誌]