センテンス・オータム

ディープ・マニアック・鋭く「DMS」 様々なアレについて... (シーズン中は野球ネタ多し)

【神の目を持つ男?栗さんに最敬礼した日】 エースのやきう日誌 《2019年5月17日版》

昨日、関東発売のスポーツ紙では珍しい、トップがハム戦を伝える一面。しかし、そこでの主役は当然「神の手」スライディングで劇的サヨナラ勝利を収めた楽天イーグルス‥‥。

当該記事は一切目にしたくなかったのに、くっそぅスポ〇チめ‥‥見てしまったではないか。思い出してしまったではないか。杜の都で起きた、あの白昼の悲劇を。私がEXILEの一員なら、きっとこう唄っていたにちがいない。

 

ただ忘れたくて~ もう見たくなくて~

 

‥テレビ風にいうなら、絶対に落とせなかった試合

前日の「大逆転負け」のショックを拭うには勝利が一番。連敗だけは、どうしても避けたかった。『STOP!楽天』に向け、驚きの手を打ってきた栗山監督に、おっさんEXILEも、ただただ脱帽――

 

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楽天打線が左投手に弱いというデータは知らなかった。それよりも、注目すべきはスタメン9番サードに、平沼翔太を起用してきた点である。前日までの戦いを鑑みれば、かなりの奇策。

当たっていた石井一成ではなく、平沼。しかも、多くの左打者が苦手としている辛島航が相手であったにも拘わらず、石井と同じ左打ちの平沼をなぜ‥‥。型にはまらない栗山野球は都度、私たちに思考の悦びを与えてくれる。

 

けっきょく理屈は判らなかったが「結果」で示した。その平沼が決勝のタイムリー。まさしく栗山采配ズバリ、だったのである。

7回1死3塁の場面。前の打席でもイイ感じで辛島のボールをとらえていたから何かイイ予感はしたけれど、あわや初ホームランか?というライトフェンス直撃の一打‥‥。あの大きな打球を予想できた者は、おそらくドームの中でただ一人、栗山英樹を除いていなかっただろう。

 

首脳陣の抜擢に“一発回答”で応えてみせた平沼は、100点満点。リプレイ検証後の「プロ初ホームラン」だったら“ネタ的”には最高だったが、それは次回の楽しみにとっておこう。翌週にも同戦が組まれており、自ずと「辛島対策」の一番手として、その名が挙げられるはず。自力で次の出番もつかみ取った。

プロ入り前は、歌手志望だったとされる変わり種。夢のカタチは若干違えど、その美声が札幌ドームで披露される日も、多分そう遠くないのではないか。

 

 

かつての甲子園V腕

第87回選抜高校野球 総決算号 2015年 5/5 号 [雑誌]: 週刊ベースボール 別冊

 

 

◇ファーム短信

 

ファームにいる、特に若手の選手は、一軍の試合を寮でテレビ観戦している‥‥なんて話を訊いたことがある。それをどんな想いで観ているか?を、たまに妄想する。チームに負けて欲しいとまではさすがに思っていないだろうが、我々とは違って「ファン目線」でないのは確か。

彼らだって人間だ。一軍に上がって早々、ミスを連発してしまった選手を観ると内心は喜んでいるかもしれない。他人の活躍は、ぜったい面白くないはず。だって自分が早く一軍に上がって活躍しなければ、永遠に給料は上がらないのだから。‥あらためて厳しい競争社会であると感じる。

 

さて、巷では清宮幸太郎の一軍昇格時期がアチコチで予想されている。14日から3番・指名打者での出場が始まり、安打と打点を記録をした。放った安打はいずれもゴロ(右前2本、内野安打1本)で、打球は上がっていない。ただ、試合前の打撃練習では柵越えを連発しており、じきにホームランも出てくると思う。週末のベイスターズ戦から守備に就く模様。昇格にはもう少し時間を要しそうだ。

 

 

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