キムタクが表紙を飾っていたサンデー毎日.......
本当は当該号の画像を載せたかったのだが、ジャニーズはアフィリ広告にまで目を光らせてるらしくアウト。試しに(退所した)草彅剛の号でやってみたら、こちらは大丈夫だった。その辺の“線引き”はしっかりできているのね。
‥んな、どうでもいい話はさておき、今月20日から木村拓哉主演の新ドラマが始まる。ドラマにまつわるインタビュー記事も掲載されていて目を通すと、今回は「名シェフ」尾花夏樹役を演じるそうだ。
「シェフ」といえば、彼自身、つい数年前までゲストに料理の腕を振るっていたけれども、あの名物番組に携わった人物が監修を担当。実際にフランスの一流料理店で撮影されたシーンも見もので、さすがTBS「日曜劇場」枠、なかなかの熱の入れ具合である。
くだんのインタビューで、尾花という男の“人となり”は伝わってこない。ただ「女好き」ではあるようで、若干「軟派」なのかもしれない。近年の医者やボディガードに扮した彼は、普通の役‥でもないが、わりとテンションは低めだったので、これには歓迎だ。枯れたオトコの役はもう十分。同性が見てもカッコいい、天下無敵のキムタク様であってほしい。 by昭和生まれの男
個人的には「ミステリアス」な役柄が好き
(C)amazon
その10月13日号のサンデー毎日は読みごたえあった。古今東西「週刊誌」に焦点を当てた元木昌彦氏の記事には賛同できたし、週刊誌つながりで、坪内祐三氏の連載【テレビもあるでよ】。ここでは「週刊大衆」が礼賛されている(※1)。氏の文章を読んでいたら購入したくなった。
同誌で半グレ集団「怒羅権」創設メンバー・汪楠(ワンナン)の連載が始まったというくだりから、フジTVの【ザ・ノンフィクション】について言及。彼を取り上げた回が先ごろ放送されていたのだ。その回は私も視聴していたが、とても凶悪な犯罪に手を染めていたような男に、今は見えなかったから、よけいに過去のワルな汪楠氏を知ってみたくなった。ちなみ【テレビもあるでよ】でも触りだけあるけれど‥‥ワンナン、ハンパないって。
書き手・水谷竹秀の【バンコクに吸い寄せられたロスジェネの憂鬱】も興味深い。
行き場を失くした多くの日本人がタイのコールセンターで働いているというのは、自分も噂では訊いていた。現代は買い手市場で大卒であれば、ほぼどこかしらの働き口が見つかると言われている時代。運悪く、就職氷河期にぶち当たってしまった「ロスジェネ世代」たちのその後‥リアルガチな姿がここにある。
しかし、どうなんだろう‥‥筆者もまさにド真ん中の世代なのだが、いくらアガいたって悩んだって、もう取り返しのつかないところまで我々は来ている(笑)。世間体なんか別に気にせず、開き直って生きたらいい。人生折り返しのところまで来ているのだから、もっと気楽に。
食っていければバンコクでコールセンター、おおいに結構ではないか。吃音気味で他人より滑舌の悪い私なぞ、きっとオペレーターさえ務まらないだろう......
《関連》