プロ野球「ドラフト会議」から約1週間が経過した......
ハムが似合う佐々木投手を逃したのは痛すぎたが、ここにきて幾分前向きにとらえ始められたのは、河野竜生投手(JFE西日本)の存在。ハズレ1位ながら、彼には即戦力の期待がかかる。昨年の会議で根尾昂を外した巨人が八戸学院大の左腕・高橋優貴を指名し、今季5勝をマークした。‥あのイメージ。河野投手もそうなってくれたらいい。
あれから気になって複数の投球映像を観させてもらった。最速151キロとあるが、確認できた映像では、せいぜい140キロを少し越えたあたり。‥社会人出の左腕だとオリックスの田嶋大樹が一年目からエグいボールを放っていたけれど、遠く及ばない。しかし、専門誌では河野投手をこのように評している。
キレのあるストレートを投げるが、スピードにこだわりはなく、あくまでコントロール重視というクレバーな面を見せる。どんなピンチでも冷静さを失わず、打者を見て投げられる部分もNPBスカウトが「実戦派」として高い評価をするポイントである (※1)
こだわっていない‥‥なるほど。プロの投手でもっとも大事なのが“速さ”でないのは、ファイターズの宮西尚生を見ていればよく解かる。ボールのキレもそうだが、投球術であったり、打者との駆け引きだったり。「クレバー」という彼への評価は頼もしい。近年の野球界においては、案外、こういったタイプの投手の方が息の長い活躍をしている印象もある。
そして、よくみると彼はなかなか男っぷりもいい。この辺は、いかにもハムらしい指名だ。首から下を見ると、わりとドッシリとした体型をしていて、馬力がありそうな感じ。公表では身長174センチ、体重が81キロ。‥ちなみに、下記の身体のサイズが誰のものか、あなたには解かるだろうか? この流れで。
172センチ 82キロ
かつてファイターズにも在籍していた河野博文。ミスター長嶋監督から『ゲンちゃん』と呼ばれていた、北京原人似?の投手。こちらは「こうの」の読むのだが、キーボードに「河野」と打ちこむたび、だんだん、とても濃ゆい顔をした彼の記憶が甦ってきてしまった(!)
(C)amazon
現在のゲンちゃんは、おそらくもう少し体重が増しているだろうか。現役時の体型が似通っていて、ドライチ左腕だったのも一緒。だから、この際どうだろう‥‥ファイターズ時代のゲンちゃん同様、河野竜生投手が 背番号「18」を背負ってみては。
それで現「18」番の吉田輝星をどうするのかといえば、彼に「11」を背負わすのである。佐々木投手がファイターズに来ないことが決まった以上、いつまでも空けておいても仕方ない。大谷翔平は多分、もう戻ってこないし「前任」のダルビッシュ有だって、きっと‥。それなら『いっそ相応しい人物に』ということで、同じ東北の星‥‥。輝星、お前しかいない!
ファイターズ球団にかんしては元々、エースナンバーを背負うサウスポーは複数名いて、きちんと成績も残している(河野の他に高橋一三、藤井秀悟)。悪くない番号だ。絵面およびゲンも担いだ当プラン。これ!といった名案がないのなら球団さま、ぜひ前向きにご検討を。
◇金子弌大残留決定
終わってみれば8勝7敗。防御率3.04‥。移籍一年目にしては、及第点をあげられる成績ではないか。まして先発に中継ぎと、今季は起用のされ方も不規則だった。
しかし、それ以上に金子に救われたのが古巣・オリックス打線を完璧に抑えきったこと。7試合に登板して5勝敗けなし。対戦防御率は、なんと驚異の0.49。最終的には35イニング連続無失点でフィニッシュした。
この事実が何を意味するのかというと、今シーズン、最下位のオリックスとは3ゲーム差‥‥。つまり、金子チヒロの「恩返し」がなければ、ファイターズは“5位でも”済まなかったのである。
Bクラスのロッテとオリックスには6勝0敗。上位3チームに対しては1勝5敗と、対照的な数字。金子クラスの投手であれば、そうしたムラをなくしてほしい。来シーズンはオール先発で二桁勝利を望む。
《参考》
(※1)週刊ベースボール 2019年 10/21 号 特集:2019 ドラフト大展望