センテンス・オータム

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【辛口】 斜め横からみた 「世にも奇妙な物語 2021秋の特別編」 ※ネタバレご注意

なぜだか秋は全体に駄作が多い........

 

 

「冒険」がテーマだったらしい、珍しくすべてがバットエンドの今秋4作品も、内容自体はどれもパッとしなかった。後年まで記憶にとどまるような作品は皆無。忘れない今のうちに、それらの感想他を書き留めておきたいと思う。

 

最初に赤楚衛二が主演の【スキップ】。ありがちな未来に飛ぶ(スキップ)だけの話と思いきや、さすがにそこから一捻り加えてきた。そのスキップ期間中、実は第三者に人生を乗っ取られていたという‥。

発想は、まぁ悪くない。先の展開も読みづらかった。この観点でいけば本作が今回の放送のなかでは、もっとも凝っていたといえる。ジャンルの選定が難しい作品だが、強いて言うならホラーか。視聴者を怖がらせよう‥‥そんな意図は伝わってきたけれど、そこまでの恐怖感はなく、むしろ「兄貴」と思っていた男の不気味な所作、蜘蛛のような動きが一番怖かった。

 

続いて森七菜の【優等生】。これがまさかの長尺‥。とりたてて彼女のファンでもなく、学生時代ずっと男子校で憂うつなときを送ってきた筆者にとっては苦痛でしかなかった。あんなバカな学校でもいいから、かわいこちゃんがいる男女共学校に行きたかった(笑)

テストの答案に書いたとおりのシナリオに、世の中が動いてしまう‥。コメディからのハートフル(感動系)、そしてブラックオチと忙しなかった。盛り込みすぎて、逆に全体の印象が弱まってしまった悪しき典型。これが連続ドラマではない、ショート作品の難しさだ。

 

桐谷健太ふっかつのじゅもん。この作品も亡くなったはずの小学校時代の同級生が現世に現れたりと「らしさ」全開であったが、なにしろドラクエ‥‥。制作にスクエニも協力していたというからどうせなら、新作が出るタイミングで当話を送り出せば最高のプロモーションとなったのに(笑)

 

ハーゴン・シドーの連戦は確かにキツかった

ドラゴンクエスト AM 伝説の魔王フィギュア シドー

(C)amazon

 

 

過去に一度でも、ドラクエ(2)をプレイしたことがある者なら、おそらく高評価は揺るがない。単独で、あるいはこの物語で描かれていたように、友と送る冒険な日々の記憶が鮮明に甦ってきたことだろう。

ゆえに‥私もけっこう熱烈なファンだっただけに、まったく笑えぬあのラストはいただけなかった。「ぼうけんの書」の消失に、どれだけのユーザー方が泣かされてきたことか‥。それこそドラクエ史上最大の トラウマである。

世にもファンに嬉しかったのは、タモさんの語りシーン。先日ここで語ったばかりの【悪魔のゲームソフト】のBGMが、僅かにかかった。‥相変わらず、私は持っているw

 

最後の山口紗弥加【金の卵】は、もったいないの一言。幸運をもたらす金の卵をめぐる一家の話。‥見せ方によってはいくらでもやりようはあったのに、展開早すぎ。あれでは視聴者が付いていけない。

原因は解っている。森七菜のに時間をかけすぎ!だ(笑)。久々登場の山口の演技といい、できればもうちょっとジックリ「味わって」みたかった。

 

 

古参が視る今年の秋の特別編は、赤点スレスレの30点!にしたいところだけれど、ドラクエに免じて 40点にオマケしておこう。

 

 

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