今週25日（日）の東北楽天戦までは、頼むから『来季を見据えて‥』とか『若手に経験を積ませる‥』だとかはやめてくれよ、そう訴えようとしたが、新庄監督もそれは解っていると思い、記すのはあえて控えていたのに、まるで眼前の勝利を放棄したような投手継投に、心底落胆した。19日の埼玉西武戦でリリーフ登板だけで今季6敗目を喫した、ロドリゲスの起用についてである。
筆者が勝利を渇望していた理由はふたつ。西武戦に連勝できれば、2年連続の最下位から、免れられるかもしれない。ただでさえ5年も連続で5位以下がほぼ確定的であるのに、連続年最下位だなんて‥。いったいファンはどれだけ辛酸を嘗めればいいのか。だから、西武戦の連勝は 絶対的にこだわってほしかったのと、次の楽天戦はパ・リーグ相手で唯一、カード勝ち越しのチャンスが残されている。ここで負け越すようなら、こちらも2年続けてパの全球団相手に負け越しが決まる。‥いくら優勝はないからといっても、もうコレ以上の屈辱をファン方に味わわせる必要もないだろう。順位が「確定」するまでは、いま持てる戦力をすべて出しきってほしかったという本音。
彼を先発で試したいのなら、まだ試合が残っているファームでやればいい。あるいは中継ぎとしての「最終試験」だったのかは分からないが、いずれにせよ、そんなリスクをはらんだ投手を、なぜチームが勝っているシチュエーションで投げさせたのか。しかも僅差の場面で。
案の定、アッサリと逆転を許してポンセの白星を消し、一時勝ち越し弾を放ったマルティネスの一打もフイにした。ロドリゲスがわかりやすく炎上するなか、両選手がベンチ内で呆れたような笑みを浮かべていたのが印象的だった。
ひとつでも上の順位に‥‥とか、今更そんな綺麗ごとをいうつもりはない。ただ、単純にビリだけは避けてもらいたかったのに。こんな哀しすぎるワガママ？があるだろうか（苦笑）
主力選手の不祥事もあって春先から波に乗れなかった、ある意味同情すべき埼玉西武よりも下の順位‥。何度も書くが、本当に屈辱だ。
