センテンス・オータム

ディープ・マニアック・鋭く「DMS」 様々なアレについて... (シーズン中は野球ネタ多し)

ドラフトよもやま会議 ー正義は勝つ?編ー

内心、東京ヤクルトのファンは、ほくそ笑んでいることだろう。

 

 

2010年のドラフト会議。斎藤佑樹のクジを外した際に、当時の小川監督の落胆ぶりも記憶に新しいが、その結果、ハズレ1位で今もっとも三冠王に近いところにいる男・山田哲人の交渉権を獲得できたのだから。ヒトの人生とドラフトは、何がどこでどう転ぶか、本当に分からない。

 

 

もし、あのときファイターズがクジを外していたら‥‥

 

分かってる。ドラフトは運ではなく“縁”だ。クジによって導かれた「運命」であるのだから、少なくとも斎藤佑が在籍している間は‥そんなこと微塵も考えてはいけないのだけれど、昨夜はそれも禁じ得なかった。

 

28日の敵地・埼玉西武戦。久々に現地観戦してきた。

先発した斎藤佑は、4回持たずの5失点KO‥‥。初回から失点を重ねる、あまりにも無残な光景に、ライトスタンドが静まりかえっていた。連勝中は先発投手が軒並み好調であったから、よけいに斎藤佑の出来の悪さが目についた。首位ホークスを猛追するチームにあって、あのような投球をされたらチームの勢いに水をさしてしまう。

 

今後はもう、先発なんかでは使えないーー

 

斎藤佑一個人よりも、ファイターズを想う者であれば、誰もがそう感じただろう。案の定、翌日には登録を抹消されてしまった。連打をくらった初回はともかく、2回の2死無走者から、四球のあとの本塁打‥。完全な斎藤佑の「独り相撲」状態だった。

同じく初回に失点した相手先発の多和田真三郎が徐々に立ち直っていた姿とは対照的であり、一体どちらがプロで長く飯を食っているのか‥‥不機嫌さをあらわにするファイターズファンが続出したのも、無理はない。

先発にこだわりを見せず、どんな役回りでもチームの勝利に貢献する。これくらいの心意気を持って、もっと腕を磨き、さらにはメンタル面でも鍛え直してきてほしい。

 

 


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先日の週刊新潮「東大エース・宮台康平のツイッターに見る“アモーレ”の存在」という記事があった。信ぴょう性は定かでないけれども、遠距離恋愛をしているらしい痕跡が、彼と思しきアカウントで見られたのだとか。

‥もとい、東大発の本格派左腕。話題性には事欠かないが 、一部の情報によるとファイターズのスカウトがご執心らしい。同じ東大卒、六大学通算8勝をあげた球団OB・遠藤良平氏がフロントにいることもあり、関心を持っているのは確かだろう。

この宮台とともに、怪物・清宮幸太郎がドラフト解禁プロ志望届を提出すれば)となる来期2017年のドラフト会議は、野球ファンならずとも大注目であるが、まずは約3か月後に迫った今年のドラフト。

 

超目玉とされていたのが、創価大の田中正(たなか・せいぎ)。12球団競合もあり得るのではないかとも云われていたが、ここにきて評価を若干落としているそうだ。理由は肩痛。

‥いずれにせよ、その年の「目玉」が大好物なファイターズの指名は固いだろう。それに田中正義とまるで同じような道のりを辿っている有原航平早大4年時に肘痛発覚)を、プロで「再生」させた実績を持つ。有原のケースを見れば、田中にとってもファイターズ入りは願ったり叶ったりであるはずだ。

 

もともと創価の系列校と日ハム球団は太いパイプを持ち、強い絆で結ばれていた。一時期は創価ファイターズ」などと、揶揄されていたときもあったほどだ。

それなのにも関わらず、ライアンこと創価大の小川泰弘(現東京ヤクルトを、“肝心な”ところで獲り逃していた。駒沢大卒の選手を3年も連続してドラフト1位指名しているのに、のちの名球会プレーヤー・野村謙二郎をスルーしたりと、ツメが甘いところがあるのも‥まぁ球団の伝統ではある。

幸い、近年クジ運はいいので、今年もそこに賭けたい。