来シーズン、今わかっているだけでもセ・リーグはこれだけ監督が代わる。‥まぁ4弱(5弱?)と揶揄されていただけに仕方ない部分もあるが、いずれの監督も3年未満で辞任か。 おそらく、本人に意志によるものなんだろうけれど、もし球団から引き留められたのなら、もう少し続けるべきなのでは。3年間では、なかなか強豪チームはつくれない(追:ラミレス監督は続投の模様)。
とはいっても、上記球団は歴史と全国的にもかなり人気のあるチームだし、指揮官にも目には見えぬプレッシャーや重圧等はあるだろう。つい先日、金本知憲監督の“ガチギレ”動画がSNS上にあげられていた。今年は本拠の甲子園で勝てなかったらしいし、やはり、相当ストレスを溜めこんでいたとお見受けする。どうせ代わるのなら、巨人と阪神で今度こそ「江川vs掛布」、昭和のオヤジ心くすぐる監督対決を見たかったが‥。なんとも“新鮮味”に欠ける人事である。
一方のパ・リーグは、今のところオリックス・西村と、楽天の平石。こちらこそ大して話題になっていない(笑)。しかし、オリックスという球団も、監督にはあまり金をかけない球団だな。
‥なんて他人のことを心配する前に、目の前のクライマックス。11日、北海道日本ハムファイターズが公式戦の全日程を終了した。
74勝66敗3分け。貯金8をもってフィニッシュ。この結果には、とりあえず安堵した。以前にも述べたように、3位とはいえ勝率5割に毛が生えたくらいではみっともない。そんなチームは、ハッキリいって日本シリーズなんかに出場すべきではないと思っている。それが貯金8の勝率.529なら、まぁ上出来。終盤戦の元気のなさをみると、このラインですら正直厳しいかと‥。3位に相応しい‥という言い方も妙だが、クライマックスには胸を張って出場していい。
と、同時にファイターズは日本一になる“権利”も得た。8年前の千葉ロッテ「史上最大の下克上」は皆さまの記憶にも新しいところだと思うが、このときのマリーンズさんがシーズン成績、75勝67敗で、やはり貯金8の勝率.528。仮にファイターズが今年のクライマックスを勝ち抜き、日本一球団になったとしても、何にも恥ずかしがる必要はない。外野から『あーだこーだ』と言われても、我々は8年前のマリーンズさんを堂々引き合いにだそう。
問題はそのCSだが‥‥正直、こえーよ (笑)
何が怖いって、近年の西武ドーム(現メットライフ)の環境が。超アウエーといえば、昔はヤフオクドームが有名だったのだけれど、何なん? ここ数年、所沢のあの盛り上がり、あの観客の一体感は。敵チームのファンからすると、なにか“息苦しさ”のようなものさえ感じる.......
現場検証?
おっと、ファーストステージで当たる福岡をすっ飛ばしてしまった。
‥ここからは根拠なき、魂レベルでの話をさせてもらうと、福岡は突破できると予測。そら、普通に考えたら厳しいと思うでしょう?このカード、ファイターズ7連敗くらいしていたし。しかし、誰もが厳しい‥勝てっこないと思った相手に勝ってしまうのが、日本ハムなんだな(笑)
思い出してほしい。2014年はペナント最終戦までオリックスとソフトバンクが競っていた。多くの野球ファンが両チームのCSファイナルでの「再戦」を望んでいたところで、オリックスを日ハムが事前撃破。2009年のCSも楽天・野村克也監督の退任がすでに決まっていて、花道を飾らせてあげたい野球ファンが数多いたなか、スレッジハンマーが劇弾(笑)
別名KY球団?‥‥もとい、これらも経験がなせた業だと思う。短期決戦は本当に何が起こるか分からない。
こう、私がにわかに自信をつけ始めてきたのは、ここ一週間近くのファイターズ戦をみていて、選手個々が状態をあげてきている点に尽きる。近藤、アルシアといった中軸を担う選手が最後の最後で鋭い当たりを連発していたし、何といっても西川遥輝。この男、10月だけで、8盗塁でっせ。‥44盗塁で、盗塁王をほぼ手中にした。失敗がわずかに3回だけというのは、本当にすばらしい! 大舞台に強い?中田も、たぶんCSはやってくれるだろう。
ホークス戦は上沢とマルティネス。この両先発で勝ち抜けられなかった場合、三戦目を誰でいくのか。予想されるのは有原、杉浦、ロドリゲス‥。杉浦の“瞬発力”は、後ろのほうで使ってみても面白そう。
それでは最後に、この画像を“お守り代わり”として、今週末ファイターズの健闘を祈ることにする.......
ファミスタクライマックス、一足早く!無事、優勝いたしました